誰に向けて
きれいな字って何?➁(自宅学習)
「字をきれいに書きなさい。」
毎日のように子供に言い聞かせている親御さんも多いかと思います。これだけ言っているのにどうしてなおせないのか、だんだんイライラしてきてしまいますよね。
しかし、子供にとってまだ書き慣れていない字を書くのは疲れる作業です。こんなに頑張って書いているのになぜか周りに注意される。「きれいな字」って何?どれ?と子供は混乱し、頑張って書いた字を否定されるくらいなら、書くのを嫌がって怒られた方がマシとなります。
前回のノートをとることができなかった中学1年生の男の子も周りから厳しく言われており、指導中も字を書くことを嫌がっていました。中学ではノート提出を行っているところが多いですが、もともとノートは自分が後から見直せるようになど「自分に向けて書くもの」です。「自分に向けて書くものだから、きれいな字なんて気にしなくていい。」と伝えたところ、ぽつぽつと書くようになり、だんだん字もきれいに変わっていきました。さらに最近、指導中に「先生が見るものだから丁寧に書いてみた」と得意気に言うなど気持ちの面もよくなってきているようです。
字を注意したくなる気持ちも分かりますが、頑張って書いたことを認めた上で言葉を発しなければ、子供を貶してしまうだけです。ゆっくり気長に見てあげることが理想的です。
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