軸の重要性
面接について②(受験対策)
前回、面接について主に「志望理由」についてお話ししました。しかし、志望理由のみを聞く面接はほぼ無いと思われます。そのため、様々な質問に対してどう答えるかを考えなければなりません。一般的に良く言われるのは「文章にしないこと」です。これは文章にすることで自然と覚えようとしてしまい、原稿を読んでいるかのような受け答えになってしまうからです。これは、各高校でも先生からアドバイスをもらっている生徒が多いようです。
今回はこれとは違ったポイントをお伝えします。面接において、実際にはどんなに準備をしたところで、予期せぬ質問が来ることが多く、それに対していかにしっかりと答えるかが非常に大切になります。私が面接の指導をする際に心がけることは、「自分の考えに軸を持つこと」です。自分がどんな性格なのか、どんなことを頑張ってきたのか、自分の理想はなんなのかといったことを考えていく上でブレないことが非常に大切だと思います。
例えば、「野球部で3年間頑張って協調性を学びました。」と答えたとして、自分の性格の短所を聞かれた際に「自分の意志をまげない所」と答えてしまった場合、面接官はどのように感じるでしょうか。ここまではっきりとブレてしまうことは無いかもしれませんが、面接では緊張しているため練習の段階からしっかりとした軸を持っていなければ矛盾した内容を話してしまいかねません。
そのため、どんなことを聞かれたとしても「最終的にこのキーワードにつながるようにするようにしよう!」というアドバイスをするようにしています。そうすると、用意していなかった質問をされたときにでもキーワードにつながるような話をすることで筋の通った受け答えができるようになります。面接は自分をアピールする場です。私は、生徒の魅力を相手に最大限伝えられるように、生徒と一緒に「軸」を探すことを指導内で心がけるようにしています。
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