偏り
過去問分析(受験対策)
今回は過去問から今年度の入試で出題される可能性が高い分野の割り出しの仕方を書きます。分野の傾向が出やすいのが理科なので、理科についてお話しします。理科は、物理・化学・生物・地学の4つの分野があります。都立入試は大問が6題でうち2題は小問集合で残りの4題が各分野から1題ずつの出題、神奈川県は8題中4題が小問集合で残りの4題が各分野から1題ずつの出題、千葉県は8題というように、県は違えど小問集合を除いた大問が4の倍数で構成されることが多くなります。分野が4分野なので均等に出題されるというわけです(ただし千葉県の第1問は小問が4問出される問題で、厳密にいうと大問7題から構成されています。この事により年によって出題数が1つ少ない分野が出るのですが、これを利用して理科の出題予想が立てやすくなります。それについては次回以降で今年の出題予想と一緒に説明したいと思います)。
しかしここで別の視点から考えてみます。それは、学年です。習う学年によって大問を見てみると、学年は1,2,3の3つですから必ず余りが出る、つまり複数出題される学年が必ず毎年あるということがわかります。例えば神奈川県の後半4題の出題傾向を見てみると、
平成28年度
1年 3題(!)
2年 0題(!!)
3年 1題
平成27年度
1年 1題
2年 2題
3年 2題
平成26年度
1年 1題
2年 1題
3年 2題
(平成27年度が3学年で5題になっているのは、同じ大問で1年生の内容と2年生の内容がともに問われたためです。厳密に言うとその年は1年0.5題、2年が1.5題といったところでしょうか)
このように、複数分野(多い年には3分野も!)出題される学年が必ずあるのです。あとは、今年は何年生が複数出題される学年になるのかを予想していけば学習ポイントが絞り込めます。次回からは、神奈川県、千葉県、東京都の今年の出題予想分野を発表していきたいと思います。直前期のこの時期、勉強するところに迷ってしまったら参考にしてみてください。
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