瞬時に言う
英単語が覚えられない(発達障害)
LD(学習障害)などで英単語が覚えられない生徒さんに、とっておきの英単語暗記法を伝授します。
それは、、、「単語は書けなくていい!」です。なぜならば学校のテストや高校入試では基本的に英語の文章が出てきてその英語の文章を訳して意味さえわかれば回答できる問題が8割を占めているからです。逆に日本語から英語にしなければならない問題は2割弱に過ぎず、労力の割に成果が得られにくい部分といえるわけです。
ではその覚え方についてどういうことか説明します。
まず「英単語を覚える」といっても①英語→日本語 ②日本語→英語 ③英語の発音を覚える(※)の3種類ありますが、これを全て完璧に覚えようとすると「挫折」してしまいます。
(※発音が苦手な生徒さんは「フォニックス」の音を学ぶところからスタートしましょう。フォニックスについてはこちらのコラム「音を制す」をご覧ください)
特に②の日本語から英語にするときの「スペルミス」が大きな壁になります。
ではどうすればいいのでしょうか。それが冒頭でお伝えした「単語は書けなくていい」です。英語から日本語にできればOKにするのです。
5個の単語を①英語→日本語②日本語→英語の両方できるようになるより10個の単語を①英語→日本語にできるようになるほうが実際のテストでも役に立ちますし、たくさん覚えたという達成感も得られます。
例えば、difficult(難しい)という英語を暗記するとします。
difficult→ディフィカルト→難しい を声に出して「なんとなく読める」ようにしてから意味も声に出します。(このとき、なるべく「ディフィカルト」という音(響き)を「難しい!」というイメージを持ちながら声に出します)
「難しい」という日本語から英語の「difficult」のスペルを正確に書く練習は飛ばしてください。
difficultという単語を見て、即座に「難しい!」と言えれば合格です。少しでも意味を忘れた場合は、思い出そうとするのではなく、すぐに正解をチェックします。
まとめます。
その一 ③「英語の発音」を声に出す
その二 ①単語を見てすぐに日本語の意味が瞬時にいえるようにする
その三 完全に覚えきるまでくり返しテストをする
ただし、一般動詞の変化(3人称や過去形、過去分詞形)だけはテストでもスペルが問われますので、そこだけに特化したトレーニングが必要になります。
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