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癇癪クリップマーク

イライラしやすい子への指導(発達障害)

2021.2.13

特に小学生で、何かわからないこと、出来ないことがあるとすぐに大声を出したり、何かものに八つ当たりしてしまうという子を受け持つことがあります。
そういった子供に自分がどのような対応をしてきたか、お話させていただきます。

【ファーストステップ】

初対面からしばらくは、イライラさせない指導を心がけます。時に甘やかし、時になだめたり、時に褒め殺したり、、。なぜならば自分と過ごす時間、つまり家庭教師の授業自体を気に入ってもらわなければ、勉強自体を嫌いになってしまうからです。一つポイントになるのが、オールオッケーの状態にはしないこと、です。何か一つだけ、規律(家庭教師である自分とのルール)を守ってもらうようにしておきます。今後、この規律が少しずつ増えていくことになるのですが、最初にオールオッケーにしてしまうと、途中から実行することが難しくなるからです。

【セカンドステップ】

次に、楽しい授業を心がけつつも、あえて分からない問題を考えさせるようにします。分からないといっても学力レベルがかけ離れた問題ではなく、少しヒントや誘導をして考えさせると解決できるレベルの問題です。「わかった!「できた!」という成功体験を指導で積んでいくわけです。その理由は、いつまでも「楽しい授業」だけですと、学校での改善が見られないからです。学校での改善とは、つまり「学校の勉強がわかるようになること」です。あくまでもゴールは学校の授業が少しでもわかるようになること、わかることで興味を持ち、少しでも集中して聴けるようになること、です。そのため、指導内でイライラしてしまうこともありますが、こちらからはキツく叱るようなことはせず、真面目な顔で注意をするようにします。

一朝一夕で良くなるものではないですが、指導内で「我慢」をするという経験が、学校生活を送る上で非常に大切であると思っています。

親御さんが自分の子どもと宿題等を一緒にやる場合、どうしても押しつけがましくなり、子どももそれに反発するため失敗してしまうことが多いように感じられます。母親と子供の間に入ることで、普段の学習のサポート&授業をきちんと受けることのサポートをしています。

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