学ぶ態度
勉強よりも大切なこと(指導方法)
指導の時間になりました。「さぁ授業を始めるぞ!」熱意に満ち溢れた私の前には、やる気に満ち満ち、目を輝かせる生徒の姿が――、
ありません…。目を輝かせる云々の前に、姿がありません。もう時間なのに!
そうです。授業の時間になっても部屋に篭っているんです。別に私が嫌いなわけではないと思います(たぶん)。マイペースな子というのが存在するんです。残念ながら割と多く。
さてどうしましょう。みなさんはどうしますか?私は家庭教師です。勉強を教えますか?相手は中学生ですから、英語だったらアルファベットから、数学だったら正負の数から…。
そうじゃないんです。私は最初に「挨拶」を教えます。礼に始まり礼に終わる、日本人として、人として、教えて貰う立場の者として、然るべき態度というものがあります。「面倒だけどしょうがないから授業だけ受けるか…」、そういった態度では学力向上は望めません。教えてくれる存在に敬意を抱き「自らすすんで学ぼう」という意欲をもたなければ勉強は出来るようになりません。
礼の用は和を貴しとなす
「礼儀の役割は、人と人との関係を秩序だったものにする」という意味です。敬うべきだと分かっていても、礼儀によってこれを律しなければ、上手くいかないという論語の一節です。
人に会ったら「こんにちは」、教えてもらったら「ありがとうございます」。授業の態度にもメリハリが出来、生活にも応用が出来ますよね。挨拶をすることというのはいわば「常識」であり、社会生活を送る上で必須の能力です。
「教師」「先生」というものは「学校の勉強を教えること」が仕事でしょうか。私はそうではないと考えます。教える師として、先んじて生まれた者として、子どもたちをして社会的、精神的な独立をさせること、これが私たちの役割であると考えます。
まずは元気に挨拶を。勉強を教えるのはその後でいいんです。来週の宿題は時間になる前にしっかり勉強場所に降りてきて、元気に挨拶をすること!
まずは手本をば、
駄文を読んで頂き、ありがとうございます!
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