ひと工夫
忘れん坊さんへ!!(指導方法)
忘れ物や紛失、人間ですから忘れたり無くしたりするのはしょうがない事なのですが、どうしてもその頻度が多い子もいます。そういった子に強く叱りつけたりする事は全く意味がありません。気を付けていたとしても忘れてしまうのが彼らの個性なのです。ですから具体的にどう対策をすれば良いか指示を出す必要があります。
当時中学生だったAさんは教科書やノートなどをなくしてしまう事が非常に多く、特にワークの答えは毎度どこへいったかわからなくなってしまい丸つけし始めるまでに相当なタイムロスがありました。そこで私は教科ごとに大きめの袋を用意して教科書ノート類を全て1袋に入れ管理させ、私との授業の時にも全て揃っているかどうかチェックをしました。またワークの答えについてはマジックテープを貼り付けてワーク本体と着脱可能にしました。
これにより忘れ物や提出物の出し忘れなどはほぼ無くなりました。これだけでも効果は抜群だったと思えるのですが、驚いたのはこの学期末の通知表に「当初は忘れ物が多かったのですが、工夫して忘れ物を減らすように努力している様子が見られました。」と学校の先生からも高く評価してもらう事が出来たのです。各教科の関心意欲態度の欄はオールAでした。Aさんは今高校生ですが、同じようにずっとやらせているため忘れ物はほぼありません。勉強の効率も上がったのか、今ではクラスでもトップの成績です。
このように特定の事が苦手な子でも、少し工夫をするだけで力をフルに発揮出来ることがあります。どう対処したらよいか、一人一人に合ったアドバイスをします!!
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