一対一なら
ケース11:授業の進め方を変えてしまう?(指導方法)
ジャンプのプロ家庭教師の先生は普段から指導準備を大切にしています。特に、まとめノートをつくる時には、生徒さんの授業の進度や理解度を考えながら、その生徒さんにあったものをつくることを心がけています。以前私が小学生の指導準備をしていた時に、ふと疑問に思うことがありました。それは、小学校の算数の単元の進み方です。例えば、小学5年生の算数では、4章:小数のかけ算、5章:図形の角、6章:小数のわり算となっています。小数のかけ算のあとに、図形の単元をはさんでから小数のわり算へ進んでいます。小数のかけ算の後に小数のわり算へ進んだ方がわかりやすいのではないかと私は考えました。
確かに、一度にたくさんのことを勉強すると理解が追いつかなかったりすることもありますよね。ただ、私が疑問に思ったように、単元にある程度まとまりを持たせて授業を進めた方が理解しやすく感じる生徒もいるはずです。実際に、学校によっては単元の順番を変えて授業を進めるところもあります。
とはいえ学校では多くの生徒に授業を行うため、どうしても個々に合わせた対応には限界があります。私は一対一の家庭教師ですので、こういった場合には、担当している生徒さんの状況に合わせて進度を決めています。例えば、勉強が比較的苦手な子は学校進度に合わせて授業を行っています。学校進度に合わせる場合は、学校が小数のかけ算に入ればこちらも小数のかけ算を、図形の角に入ればこちらも図形の角を教えます。あくまでも学校の授業内容をしっかり理解し、テストで点数を取れるようにサポートしていきます。一方、勉強が得意で予習ベースで進める子には、小数のかけ算のあとにわり算をまとめて教えてしまうこともあります。計算が得意な子であれば、かけ算とわり算をまとめて教えた方が効率よく理解出来ます。もちろん生徒さんの状況を考慮した上で、また保護者様に提案して了承を得た上で単元の進め方を決めています。生徒一人一人に合わせて最適な指導方法をご提案することも、プロ家庭教師にしか出来ない仕事だと感じています。
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