具体的
どうほめる?(指導方法)
勉強を教える時、子育てをする時、大事なことは「ほめることだ」とよく言います。では「ほめる」とはどういうことでしょうか。
○どういう視点でほめるか
それは、がんばりを認めてあげることだと思います。学年順位とか、成績表の数字とか、確かにそういった数値で表されたものも確かに重要です。しかし、どれだけ頑張ってもみんなが学年順位一位になれるわけではありません。大切なのは数値化されたものではなく、その子の頑張りではないでしょうか。もちろん結果は重要ですが、そこに至るまでのプロセスを見てあげてほしいです!勉強を頑張っても、その結果が出るまでにはタイムラグがある場合もあります。頑張ったのに結果が出ず、叱られたらもう頑張らなくなっちゃいますよね。まずは結果が出なくても、その頑張りを認めてあげる、そうしていくうちに、頑張りがいつか実り、結果に表れることがあります。結果を早急に求めすぎず、その子にとってより適切なペースで学習に励んでほしいですね!
○どうほめるか
「すごいね」「よくがんばったね」。もちろんそれだけでも嬉しくて、次回に向けてモチベーションの高まる子もいるにはいます。ですが、さすがにずっとそれだけを言っていると、慣れてきてしまいますね。私はほめるときには「具体的に」ほめることを大切にしています。「ここをこういう風に解くなんてよく思いついたね」「計算間違いが一つもないところはすごいね」などなど。もしかしたらその解き方を考えたのは偶然かもしれない、計算間違いがないのはたまたまかもしれない。それでもいいんです!それをほめられることで子どもたちは「自分は頭がいいんだ」「計算間違いしないように出来るんだ」と自信を持ってくれます。次回からはまたほめられたくて色々なことを考えたり、問題を慎重に解いてくれるようになったりします。そこをすかさずほめる。自分がほめられたくて頑張ったところをほめられるとうれしくてもっともっと頑張るようになるでしょう。
○次につなげる
ほめてばかりで調子に乗ってもらっては困りますね!だからほめる時には「次の課題」を一緒に伝えたいですね。計算間違いをせずに問題が解けたのなら「この途中式はもうちょっと効率よくできるよね。そのやり方は……」など、次なる目標を掲げ、それを具体的に示してあげること、これがとても大切です!目標もあまり高く設定しすぎず、「その子が頑張ったらなんとか達成できそうなレベル」の目標を掲げてあげると良いですね!
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