国語
ことばさがしクイズ(指導方法)
国語の教科書の文章読解では、文はスラスラ読めても内容は分かっていない生徒がいます。そんな生徒に話をきいてみると、「出てくる漢字や表現は音読を何度もして読めるけど、じつは意味を知らないので、内容はよくわからない。」と教えてくれました。
深く文章を読んでいくためには、その文に出てくることばの意味を理解する必要があります。そして、それが妨げられている原因は、ことばの意味を調べたり説明を読んでも、本当に意味を理解できていなかったり、印象に残っていなくて忘れてしまうからなのではと、わたしは考えました。
そこで、とくに大事なことばが出てきたときには、授業プリントにそのことばの意味だけを書いて、それを読んだ生徒が説明されていることばを文章のなかから探し出すという、ちょっとしたクイズ形式の学習法にしてみました。
すると、今までことばの説明をなんとなく読んでいたり読んでいなかったりしていた生徒が、説明の文に注目してくれるようになり、クイズにこたえることを通して、意味を理解して覚えられるようになりました。さらに、ことばをさがすときに自然に文章をじっくり読むので、より内容を深く理解できるようになりました。
写真は、ことばさがしのクイズを取り入れた国語の授業プリントです。
このように、生徒がすこしでもわかりやすく楽しく学んでいけるように、日々指導方法を改善しています。試行錯誤をしてよくなったものは、どんどんご紹介していきたいと思います。
必見! 発達障害ブログ
- 発達障害と特別支援学級(高田先生)
- 発達障害と中学受験(高田先生)
- 中学受験「偏差値50」2科目か4科目か(高田先生)
- 中学受験「偏差値40台」応用問題(仲間先生)
- 中学受験『算数の計算ミスは致命傷になる』(高田先生)
- 発達障害と漢字の覚え方(今泉先生)
- 発達障害と英単語の覚え方(高田先生)
- 勉強ができないのは発達障害のせい?(尾崎先生)
- 発達障害とWISC知能検査(今泉先生)
- ワーキングメモリと勉強(高田先生)
- 発達障害と志望校選び(鎌田先生)
- 発達障害とカラーテスト(深澤先生)
- 発達障害と白黒思考(岡田先生)
- 発達障害と小学生の算数(儘田先生)
- 発達障害と小テスト(山中先生)
- 発達障害と親の言葉(高野先生)
- 発達障害と不登校(島田先生)
- パズルで簡単!楽しく身につく漢字学習指導法(鎌田先生)
- 発達障害と漢字の必要性(高田先生)
- 発達障害とケアレスミス(儘田先生)
- 漢字を覚えられないのはなぜ?(田中先生)