6箇条
本文対策6箇条(英語)(定期試験対策・発達障害)
皆さんこんにちは。
プロ家庭教師ジャンプの島田です。
私は普段家庭教師として生徒宅に出向く仕事以外に、社員研修の一環として英語のオンライン講座を主催しています。
プロ家庭教師ジャンプには、英語が苦手、英単語が覚えられない、テストで点数が全然取れない、学習障害(ディスレクシアやディスグラフィア)かもしれない、といった困り事から自分たちプロ家庭教師に英語対策を希望されるご家庭がとても多くいらっしゃいます。特に今の中学1年生は小学校で英語教育がスタートした学年で、この世代から教科書本文も一新されました。
内容としては今まで中1の最初は
Hello.Nice to meet you.
My name is Tom.
This is a pen.
みたいな簡単な挨拶文とbe動詞amとareとisから始めよう、みたいな感じでしたが、このたびの教科書改訂により、中1の最初からbe動詞も一般動詞もcanもWhatもあれもこれもミックスされた文章になってしまいました。単語も文法も、「小学校で習いましたよね?小学校の英語を理解していることが前提で中1英語は始まりますよー」というレベルになっているのです。
これはもう、発達障害やグレーゾーン域にいる生徒たちじゃなくとも、つまずきやすい科目ナンバー1になりそうです。いや、もう既になっています。
そこで、どうすれば学校の定期テストで英語の点数をアップできるのか、具体的な対策方法を私が家庭教師の先生方にレクチャーして、現場で大いに役立ててもらっているというわけです。
英語の本文対策の流れを解説します。
まずはザックリと登場人物、話の流れを日本語で解説して理解してもらいます。
細かい単語や文法は一切わからなくても大丈夫です。
次に、ここは絶対に出題されるぞポイントを含む文を3つ(4つ以上だと多すぎます。2つか3つに絞りきる度胸とセンスが必要です)選んで、その文章だけはある程度「読めて」「訳せる」ようにします。
画像をお見せします。
中学生英語サンシャイン二年(開隆堂)のプログラム6の対策プリントを作成したときの画像になります。赤字の文が、重要ポイントとなるところです。
過去の様々な中学校定期テスト英語を何千何万と分析してきた経験から絞りきることができるのです。
赤い部分が「読めて」「訳せる」ようになれば、タイトルにある【本文対策6箇条】に基づいた対策プリントを用いて問題演習(目で見て声に出して隠してテスト。目で見て声に出して隠してテスト。何度もこれを繰り返します)この6箇条を私は「シックスセンス演習」と名づけています。
〜本文対策6箇条〜
①その単元の重要文法が含まれる英文の並び替え、穴埋め(適語補充)
②疑問文、否定文への書き換え
③前置詞の穴埋め、選択
④イディオム・慣用表現、既習文法事項の穴埋めや配置
⑤動詞を原形からその文に合わせて適切な形に書き換え(特に過去形、進行形、受け身、前置詞の後ろの原形、などが頻出)
⑥itやthatなど、指示語が何をさしているか
先ほどのサンシャイン2年生のプログラム6の本文対策プリントも画像にあげます。
以上だとの6つの画像でプログラム6すべての対策プリントとなります。
作成時間は全部で60分程度です。
パッと見ただけでは、本文対策6箇条がどこに潜んでいるのかわかりづらいかと思いますので、色分けしてみます。
①ピンク
②緑
③オレンジ
④黄色
⑤むらさき
⑥青
この本文対策6箇条がなにゆえ6箇条たり得ているのか、その理由を説明します。
①その単元の重要文法はテストで100%出題される。
②肯定文から疑問文、否定文への書き換えは文法の一丁目一番地、最重要項目である。
③前置詞の使い方が定着する。
④イディオム・慣用表現を覚えると同時に既習文法の復習になる。
⑤動詞の書き換え(現在、過去、未来など時制の判別、助動詞の使い方の復習になる)
⑥指示語がわかれば本文の内容理解も深まる。
つまり、この本文対策6箇条を毎回毎回、定期テスのたびにやっていれば、必ず確実に基礎文法が定着していきますしテスト対策にもなるわけです。文法の復習+定期テスト対策、一石二鳥なのです。
新しく出てきた単語を覚える、みたいなことは殆どやりません。単語を書かせる問題は出題されても1点〜5点くらいです。覚える労力に対価が見合わないため、やるとしても優先順位はかなり下がります。
以上、英語の教科書テスト対策についてお話させていただきました。
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