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ジャンプと僕の出会い(定期試験対策)

会社の責任者という立場になってから、この仕事の未来の形について考える機会が増えた。未来の形に思いを馳せていると、時折ふと昔の事を思い出すものだ。僕が家庭教師という仕事に出会ったのは大学に入学してすぐの春だった。もう25年以上も前の話である。あの頃僕のまわりでは家庭教師というアルバイトはとても一般的で、ウチの大学だと誰しもたいてい一度はそれに挑戦していたような気がする。今と比べて子供がたくさんいた時代の話だ。家庭教師を派遣する会社も新しいのが次々とできて、紹介先もひっきりなしにあるような感じだった。

ところで、あの当時の家庭教師派遣会社といえば、ウチも含めてアルバイト教師に指導を丸投げするのが当たり前という時代でもあった。僕も数社に登録して何件か御家庭を紹介してもらったが、会社からは御家庭までの行き方とレポートの書き方位しか教わった記憶がない。だから指導のやり方や中身などは自分で工夫するしかなかった。すると同じ大学の友人達の中でも、だんだんとこの仕事に向くか向かないかの差が出てくるのだから面白いものだ。早々に紹介先からクビになってしまい、以降は会社から案件をまわしてもらえないなんて仲間もいたりした。反対に御家庭からすっかり気に入られて、結果的に派遣元の会社を裏切って個人契約に持ち込むような強者もいた。そのような差が生まれてしまう原因は、最終的には生徒さんや保護者とのコミュニケーション能力の差ということになるのだろうが、家庭教師の現場において求められるコミュニケーションスキルは実は多岐にわたっている。それは、初対面の感じの良さに始まり説明のわかりやすさだったり、教師としての責任感だったり果ては生徒さんのヤル気を引き出すコーチング技術まで、今思い返せばただのアルバイトにそこまで求められてもなあって感じだろうか。だからこそ、ジャンプは正社員の家庭教師を派遣する会社を目指すようになったのだ。

プロ家庭教師

さて、幸いにして僕の場合は御家庭にも恵まれて、1度もクビになる事もなく各家庭でずいぶんと楽しく指導をさせていただいた。その中に今でも忘れられない家庭が一つある。それこそ実はまさにジャンプから紹介された案件であった。私立大学の付属高校に通う女子の生徒さんに、内部推薦で希望の学部に進学できるように定期試験対策の指導を行うという内容だった。英語と数学あたりがメインの指導教科だったように記憶しているが、一つでも彼女の評定をあげるために僕なりに必死だったので、それこそ夏休みになれば読書感想文の添削をしたり、テストの直前には余り詳しくもない聖書(彼女の通う高校にはこんな教科が存在した)の勉強を手伝ったりしたのも、今では懐かしい思い出だ。

また、指導が終わる時間になるといつも生徒さんのお母さんが部屋に迎えに来てくださって、御家族と一緒に晩御飯をごちそうになるのも常だった。食事の間に、食品工場を経営されていたお父さんや後継ぎにあたるお兄さんと、いろいろな話をさせていただいたものだ。あの頃僕は自分の将来にかなり迷い始めていて、お父さんはたぶんそれを心配なさって下さったのだろう。たびたび励ましていただいた言葉が忘れられない。

「俺は先生みたいな人こそ先生になるべきだと思うけどなあ!ウチの娘も先生の事を慕ってるし、ただ勉強を教えてくれるだけじゃなくてこうしていろんな話もできて、親身になってくれる。先生みたいな先生がもっと増えて欲しいよね。」

プロ家庭教師

自分が何者なのかもわからなくてただただもがいていた学生時代に、お父さんからいただいたあの励ましの言葉が、僕がこの仕事を続けるきっかけになった事は間違いない。自分は教える仕事には向いているはずだと信じて、ずっと努力を続けてこれたのもあの言葉があったからだ。はたして、当時想定していた学校の教師には結局ならなかったけれど、あれからずっとジャンプで家庭教師を続けて、今では正社員の家庭教師を派遣する会社になり、僕がそれを経営しているという事を知っていただいたら、お父さんは喜んで下さるだろうか。いただいた言葉に恥じないような仕事ができるように、家庭教師という職業だからこそできる事をこれからも考え続けていかなければならないと思っている。

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