指導準備
指導のクオリティとは指導準備の差(定期試験対策)
プロ家庭教師のジャンプとして、正社員の専属プロ家庭教師によるサービスの提供を開始してから早いもので7~8年になろうとしている。この間ウチの後追いで「家庭教師のF」社や「家庭教師のA」社あたりが契約社員によるプロ家庭教師の派遣を始めたようだが、あれは全く「似て非なる」モノだと考えている。きっと目指している方向性が違うのだろう。その違いとはまさに、多くの他社に存在しているアルバイトのプロ家庭教師と当社の正社員の専属プロ家庭教師は、いったいどこがどう違うのかという命題そのものである。今回から何回かに分けてその事について論じてみたい。それは「家庭教師のジャンプ」30年の歩みを振り返る事でもあり、我々がこれから目指そうとしている「未来の形」そのものでもあるといえるだろう。
さて、はじめにはっきりとさせておきたいのはアルバイトのプロ家庭教師の中にも少数だがかなり実力のある優秀な教師は存在するという事実である。ただしそのような教師に当たる可能性は存外高くないものだ。つまり言葉は乱暴だが教師の「当たり外れ」が存在し、残念ながら「外れ」を引いてしまう可能性が高いという事実が、アルバイトのプロ家庭教師に依頼する場合の最大のリスクであるといえよう。ちなみに「当たり」を引くためには、最低限クリアしなければならないいくつかの条件が存在している。
まず第1に、アルバイトとはいえ最低でも専業のプロ家庭教師であるという事、これだけは絶対に譲れない条件であろう。家庭教師だけではなく教えるという職種においては、高いレベルでの職業意識が求められる事に異論は出ないのではないだろうか。特に家庭教師の場合には、マンツーマンで指導を行うというその特性を最大限に生かすために、使用するする教材や指導のカリキュラムなどを生徒1人1人の状況に合わせて工夫していく必要がある。ましてや勉強が苦手になっている生徒に対しての指導においては、教え方や課題の内容を状況に応じて変化させていくなど、なおさら入念な準備が必要なはずだ。そう、家庭教師の指導のクオリティとは、その指導準備によって決まっているといっても過言ではないのだ。
塾講師や学校での時間講師との兼任で、副業としてアルバイトのプロ家庭教師をしている方はたくさんいるが、彼らはこの指導準備の面でどうしても手薄になってしまう可能性が高い。あくまで副業なわけだし、そもそも指導準備には時間給が発生しないのだから当たり前である。もちろん彼らに問題があるのではなく、あくまでその会社のシステムの問題である。指導準備にしっかりと時間の取れる専業のプロ家庭教師であるかどうか?この差はかなり大きいと言わざるを得ない。ちなみに私の知る限りにおいて、専業のアルバイトプロ家庭教師なんてほとんど存在していないはずだ。アルバイトプロ家庭教師の大半は実は副業の家庭教師であるという事実は、「当たり」を引ける可能性がかなり低いという現実に直結しているのである。
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