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発達障害の中学受験(2月の受験日程の組み方):親の心構え・かかわり方(Q&A)

2022.11.25

ジャンプには発達障害の生徒さんの保護者から様々な質問や相談が寄せられます。
そうしたご質問の一部をご紹介いたします。

お子さん:6年生男児(中学受験)

登場人物A

神奈川在住、6年生男児の母親です。12月、1月、2月の受験直前期や受験真っ最中での親の心構え、かかわり方について教えてください。

12月・1月・2月に分けて掲載します。

2月の心構え・かかわり方

登場人物A

2月の受験の日程の組み方で注意する点を教えてください。

スケジュール例

2月の受験の日程の組み方

登場人物B

まずは2/1午前午後、2/2午前午後、2/3午前の計5回のうちで必ず合格をもらえるような受験校選びをすること。これが作戦の最重要項目です。

そして午後入試については子供の体力と気力によって受けるか受けないかの判断も大切になります。「同じ学校で移動がなく、午後は2科目受験でチャレンジする」という午後受験と、「午後は別の学校に電車で移動して4科目受験でチャレンジする」とでは子供の負担もかなり違ってきます。

登場人物A

第一志望の学校を複数回受けた方がよいでしょうか?

登場人物A

ジャンプの生徒さんの場合、上記5回の日程は第一志望の学校が受験を設けているなら、基本的に全ての日程で受験頂いています。

理由としては、どの学校も「自分の学校を第一志望としている生徒に入学してほしい」という強い希望があるからです。仮に志望校をA校とした場合、A校が実施する入試すべてを最初から申し込むことはすなわち「私は御校が第一志望です」とアピールすることと同じになります。それに、同じ学校を複数回受験することはアピール以外にも利点があります。

登場人物A

学校によって異なりますが、いくつかパターンが決まっているのでご紹介します。
①加点措置系
②当落線上での優遇系
③繰り上げ合格で考慮系
④一番良い回の点数採用系

詳しく説明します。

①は複数回受けると、点数に「5点加えます」「15点加点します」など具体的に加点してもらえるパターンです。京華中・桜美林・東京電機大・多摩大目黒・かえつ有明など多数の学校がこちらの優遇をしています。

②は合格か不合格かの当落線上にいるとき、複数回受けている生徒のほうが優遇されるパターンです。あくまで「考慮する」とだけ公表している学校が多く、具体的に中身までは触れていないことが多いようです。実践女子・成立学園・目白研心・関東学院・関東学院六浦・佼成学園・国士館・貞静学園など、こちらも多数の学校が採用しています。

③は私立中の入試は合格者の中にも一定数「入学を辞退」する方が存在します。そうなった場合に定員割れが起こらないよう、不合格者の中から繰り上げ合格を実施することになります。その繰り上げ合格者を選ぶ基準として複数回受験している生徒が優遇される、ということになります。女子聖学院・聖セシリア・獨協、他偏差値が比較的高めの学校で採用されているのがこのパターンです。

④複数回受けた中での一番高いときの点数が科目ごとに採用されていくのがこちらです。この④のパターンが「最も優遇メリットの高い」措置だと思われます。

例えば2/1で算数が38点 国語が40点取れたとします。2/1は倍率も高く最低合格点が80点だった場合、2点届かず不合格となります。

2/2で算数が32点、国語が43点だったとします。そして2/2の最低合格点が79点だった場合、2/2の点数だと32点+43点で75点、2点届かず不合格になりますが、算数は1回目の38点が採用されるので38点+43点=81点が生徒の得点として採用されるので合格になる、ということです。聖ヨゼフ・八雲学園・トキワ松・橘学苑・緑ヶ丘女子・横浜翠陵・横浜創英・横浜隼人・女子聖学院・アレセイア湘南・品川翔英・東京家政学院・東京家政大附属など神奈川方面や神奈川寄りの中学で採用されていることが多く、ジャンプの生徒さんたちも毎年これらの学校で優遇措置により合格しています。

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