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支援学級からの中学・高校受験は不利になる?(小5 ADHD)(Q&A)

2023.3.27

ジャンプには発達障害の生徒さんの保護者から様々な質問や相談が寄せられます。
そうしたご質問の一部をご紹介いたします。

本記事では主に特別支援学級→高校受験への流れについてお話しております。

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小学校で特別支援学級に在籍していて中学受験をすることは可能です。特別支援学級→中学受験につきましては、コラム「最適な環境」を是非ご覧ください。プロ家庭教師のジャンプでは支援学級や通級に通っている生徒さんの中学受験も対応しています。
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お子さん:小学校5年生 多動

登場人物A

現在小学5年生の息子を持つ母親です。特別支援学級に3年生から転籍しました。当初、支援級に入る際には、中学・高校受験に不利になることはないと言われて安心していたのですが、支援学級在籍だと内申に影響すると聞きました。
実際のところどうなのか、教えていただければと思います。(子供はADHDで多動がありますが、理解力はそこそこあると思っております。)

登場人物B儘田先生

小学校で特別支援学級に在籍した場合、以下の2つの理由で中学校も特別支援学級に在籍になる可能性が高くなります。

①「普通級→特別支援学級」へは制度として比較的移りやすいが、逆の「特別支援学級→普通級」へは制度的にかなり難しい

②小学校で支援級にいた場合、情緒級か知的級かの違いにもよるが、授業自体が学年相当の内容ではなく、かなり基本的な学習内容のみに留まっていることが多く、学力的に中学の授業についていけない

以上の理由から中学校も特別支援学級のままになる確率が高く、そうなると以下の2つの理由で高校の選択肢がかなり狭まります。

登場人物B儘田先生

①中学校の特別支援学級では、授業の中身が普通級で行われている内容とかけ離れおり、基礎的な勉強だけになっている。つまり、高校入試で合格するために必要な学力が備わらない可能性が高い

②中学校の特別支援学級では、定期テスト自体受けられないことが多く、そうなると通知表がつかない(斜線や空白になる)可能性が高い。つまり、高校入試で合格するために必要な内申点がつかない可能性が高い。

登場人物B儘田先生

以上の理由から、特別支援学級に在籍したままですと、学力面と内申面の両方でかなりのハンデを背負う状態になります。
高校選びの段階で例えば全日制普通科を受験することがとても難しくなります。
もちろん、通信制高校や定時制、東京などではチャレンジスクールやエンカレッジスクールといった選択肢はありますので、進路が閉ざされるというわけではありませんが、選択肢が狭まることはある、というふうにご理解いただければと思います。

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