ありのまま
小論文試験のテーマ(資格取得)
前回は小論文で気をつけることや練習方法についてお話しました。今回は小論文で書くべき内容についていくつかポイントをあげたいと思います。まず、内容を考えるうえで必ず行わなければならないのは過去の試験問題の確認です。公務員試験の小論文の問題は大きく以下の3つのテーマに分かれます。
①自分自身について(例:人間関係をよくするためにあなたがこれまで行ってきたことと考えを述べなさい。東京消防庁採用試験 )
②その地域の課題や将来について(例:「住んでみたい新潟、行ってみたい新潟」を実現するために、県としてどのよ うな取組が必要か、あなたの考えを述べなさい。 新潟県採用試験)
③一般的な社会問題について(例:急速に進む高齢化の中で、行政としての課題や目指すべき方向性について論じなさい。 埼玉県採用試験)
それぞれのテーマで準備するべき内容が変わってくるため、事前の確認で小論文の出来が大きく変わってきます。
①のテーマは、②、③と比べて事前に知っておかなければならない予備知識が必要ないので、この3つの中では比較的書きやすいテーマだと思います。このテーマの場合、最も大切なのは具体的な経験を述べることです。部活やアルバイト、前職を通してなど具体的な場面をひとつ挙げて述べることで説得力のある文章を作ることができます。この時、ついついうまくいったことばかり書きたくなりますが、余裕があればうまくいかなかった経験もありのまま書きましょう。誰しもうまくいくことばかりではなかったはずです。うまくいった経験よりも、うまくいかなかった経験をどう乗り越えたのかが書いてあるの方が試験管の印象に残りやすい論文になります。さらに、その仕事に就いたあとにどのような場面で活かすことができるかを最後にまとめとして具体的に書く事ができれば大きな加点となります。そのため職務内容について調べておくことも必要です。
しかし、近年は②、③のパターンで行政がどのように関わるべきか述べるテーマが非常に増えてきているように思います。②のテーマでは、受験する地域についての知識、③のテーマでは少子高齢化、環境問題、都市の国際化など様々な社会問題についての知識を頭に入れておかなければなりません。ただし、③のテーマについては筆記試験や②のテーマにもつながるある種一般常識的な内容も多いため、過去のテーマになっていなくても調べておいて損はないと思います。②、③のテーマの書き方についての書き方は次回さらに細かくお話します
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