やる気とは
「やる気がない子」(自宅学習)
「やる気がまったく見られないんです」「やる気でないからやりたくない」など
勉強ができないと思い込んでいる子供や親御さんはよく口にします。
「やる気がないんだから勉強しなくてもいいんだ、仕方がない」と言い聞かせている状態、これってものすごく危ないなと感じます。
「やる気がないから」を理由にするということは、そのやる気をどうにかしないと勉強することはできないと自分で暗示をかけているようなものです。でも実際勉強することを妨げているのは、やる気そのものではないはずです。結局は自信だと思います。この課題をやり切れるという自信がないとやってやろうという気持ち、やる気など持てないです。それはこどもであっても大人であったとしても変わらないはずです。
ただ、自信はもともと持っているものではなく、育てていくもの。
やっかいなことに子どもは自分でコントロールしたくてもできず、周りの大人の言動に良くも悪くも左右されます。学校の授業がいい例です。身につけるのに時間がかかる子は簡単に置いていかれ、出される課題はすべて難しく感じ、高い壁に阻まれてもはやゴールが見えない状態になります。
もちろん学校には守らなければならないペースがあるので学校を責めるのはお門違いですが、その時周りの大人がどうフォローしていくかが大事です。
「やる気がない子」という指摘で、壁を乗り越える手段も教えずにひたすら壁にぶつけさせる。そんな状況を変えるヒントを今後も書いていけたらと思います。
必見! 発達障害ブログ
- 発達障害と特別支援学級(高田先生)
- 発達障害と中学受験(高田先生)
- 中学受験「偏差値50」2科目か4科目か(高田先生)
- 中学受験「偏差値40台」応用問題(仲間先生)
- 中学受験『算数の計算ミスは致命傷になる』(高田先生)
- 発達障害と漢字の覚え方(今泉先生)
- 発達障害と英単語の覚え方(高田先生)
- 勉強ができないのは発達障害のせい?(尾崎先生)
- 発達障害とWISC知能検査(今泉先生)
- ワーキングメモリと勉強(高田先生)
- 発達障害と志望校選び(鎌田先生)
- 発達障害とカラーテスト(深澤先生)
- 発達障害と白黒思考(岡田先生)
- 発達障害と小学生の算数(儘田先生)
- 発達障害と小テスト(山中先生)
- 発達障害と親の言葉(高野先生)
- 発達障害と不登校(島田先生)
- パズルで簡単!楽しく身につく漢字学習指導法(鎌田先生)
- 発達障害と漢字の必要性(高田先生)
- 発達障害とケアレスミス(儘田先生)
- 漢字を覚えられないのはなぜ?(田中先生)