生活リズム
ケース4:夏休みの罠(自宅学習)
夏休みが始まってしばらく経ちましたが、充実した毎日を過ごしていますでしょうか?夏休みは誰もが楽しみにしているものというイメージがあると思いますが、その一方、気が緩みやすく気をつけなければいけないこともあると思います。今回は、夏休みにありがちな生活リズムの乱れについてお話したいと思います。
小学6年生のTくんに、待ちに待った夏休みがやってきました。今年もプール、お祭りに旅行と楽しみなことが盛りだくさん。毎日を楽しく過ごしていたTくんですが、生活リズムに徐々に乱れがみえ始めました。ついつい、夜更かしして漫画を読んだりテレビを見たりしてしまうのです。お母さんからは毎日怒られて、早く寝ないといけないとは思うのですが、どうにも眠くなりません。そうして今日も結局遅くまで起きてしまいました…いよいよ来週から学校が始まるというのに、このままで大丈夫でしょうか?
夏休みのような長期休暇は、Tくんのように生活リズムが大きく変わってしまう危険性が高いです。生活リズムは朝型と夜型の二つに分けられます。学校がある時は朝早く起きて学校に行く、いわゆる朝型の生活リズムができています。しかし夏休み中にT君のような生活を続けると、夜型の生活リズムに移行してしまいます。この状態で学校が始まるとどうなるでしょうか?まず、授業中も頭がぼーっとしてしまい理解力が低下してしまいます。さらに、夜眠れないと1日の疲れが取れず、ストレスも重なってしまいます。このような悪循環が9月以降に続いてしまうのです。
生活リズムは一度変わってしまうと簡単に戻すことはできません。夏休みに変わってしまった生活リズムは、夏休みのうちに直してしまいましょう。そして、9月からの学校生活をバッチリ充実させていきましょう。
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