自学自習
提出物の採点基準(自宅学習)
時期はもう7月。今年は猛暑が予想されていますので、熱中症など体調を整えて学習や部活動などを取り組んで下さいね。
さて、3学期制の学校ではおおよそ1学期の評定が出ていると思います。テストも大方終わり、提出物、授業態度、テストの点数など各教科で様々な評定基準に従い、評定が決定します。その中で、今回は提出物の評価の仕方について僕の教師のときを例に書きます。
数学の提出物を例に例えると、ほとんどの学校ではワーク(基礎問題集やその他教科書準拠のもの)、1pノート(ないところもある)、授業ノートがあります。僕が学校で教師をしていた時は、毎日1pと、ワーク、授業ノートで採点していました。1pは毎日提出、ワークは章の小単元をもとに単元テストの合間に提出、授業ノートは定期テスト後に提出させていました。評価はどれもSABCの4段階の判定ですが、生徒さんの細かなところまで見るので何か光るものがあればそれはプラスの判定としていました。生徒さんが普段やってくる1pも、クラスを何クラスも持っていれば正直すべてを細かくチェックするのは至難の技ですから、細かく見るのは定期テストが終わった時に2,3日預かってすべて見ていました。そのことはワークや授業ノートにも言えることで、クラスに応じて、提出及び返却日をずらして対応していました。
ここで大事にしていたのは、まずは毎回規定量までやり、提出期日を守っているかどうかです。正直、提出期日については数学の教科係にチェックさせて、大まかな内容だけ見れば少ない時間でできないことはありませんから、非常に評価の得点にはしやすいネタです。
そして内容ですが、これは先生の感性にも影響する部分はあります。しかしやはり、丁寧に解けているか、見やすい字で書いてあるか、間違えなどしてあった時に直しや繰り返しをしっかりしてあるか、やったことの反省をしてあるかなどを見ています。宿題のやり方などは年の始めの授業で言ってくれているはずなので、その通りにやれば確実に評定は上がりやすくなるはずです。
数学が苦手な生徒さんでも、最低限期日を守る。規定量を守ることをしっかりして、内容も正直わからない問題ばかりだと思いますが、それでもその内容を1回でも繰り返してやって書いておくだけで、先生は「がんばった」ということをわかってくれるはずです。少なくとも僕はそのようにやってきた子は評価の対象として加点していましたので、点数が少し悪くてもそれなりの評定はあげていました。守ることは守る。そして、繰り返す。大事なところにチェックするだけで、今までとは違った1pノート、ワークの出来上がりです。逆にそれができなければ低評価の対象になります。
1学期で評定が思うように取れなかった生徒さんも、提出物で先生にアピールできるように、この夏で気持ちを新たに引き締めて、頑張ってみて下さい。
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