努力と結果
子どもにとってのテスト(自宅学習)
将来を案じる親にとって子どもがテストで良い点を取ることはとても大事なことかと思います。テストで良い点数をとらせたいから、危機感を持たせたいから「勉強しなさい」「高校行きたくないの!?」と無理矢理にでも机に向かわせたくなります。勉強している姿を見ると安心できますからね。
しかし、テストのための勉強となってしまうと、よい点数をとらなければいけないと途端に息苦しくなり、勉強に対する努力が苦痛と感じるようになります。努力が結果に出にくい子ならば、なおさらです。
テストはあくまでも腕試しくらいに思えばいいのです。学校の授業、宿題、復習など頑張って取り組んできたけれど、どれだけテストに対抗できるかなと。テスト結果が出た際の反応が変わってくるかと思います。
良い結果を目標に勉強したのにテストの点数が低ければ、努力が無駄になったと感じ、テストの解きなおしなどやろうとも思えません。二度と見たくないと机の奥深くにぐしゃぐしゃに詰め込むかもしれないですね。毎回範囲が違うのに、点数の上がり下がりで一喜一憂するなど正直無意味なのですが、点数に拘れば当然こうなります。
腕試しだと思えば、「どこで間違えたのかな」や「この問題たくさん練習したけど、どうだったかな」など気になり、自然と点数以外にも目がいきます。この意識がないと、テスト直しはただのつらい作業となって、勉強からどんどん気持ちが遠ざかってしまいます。
子どもが点数を気にせず、勉強に取り組むことができるようになるためにも、以前書いたように、子どもの周りの大人には結果ではなく、努力を見てあげる姿勢が必要になってくるのではないかと思います。
必見! 発達障害ブログ
- 発達障害と特別支援学級(高田先生)
- 発達障害と中学受験(高田先生)
- 中学受験「偏差値50」2科目か4科目か(高田先生)
- 中学受験「偏差値40台」応用問題(仲間先生)
- 中学受験『算数の計算ミスは致命傷になる』(高田先生)
- 発達障害と漢字の覚え方(今泉先生)
- 発達障害と英単語の覚え方(高田先生)
- 勉強ができないのは発達障害のせい?(尾崎先生)
- 発達障害とWISC知能検査(今泉先生)
- ワーキングメモリと勉強(高田先生)
- 発達障害と志望校選び(鎌田先生)
- 発達障害とカラーテスト(深澤先生)
- 発達障害と白黒思考(岡田先生)
- 発達障害と小学生の算数(儘田先生)
- 発達障害と小テスト(山中先生)
- 発達障害と親の言葉(高野先生)
- 発達障害と不登校(島田先生)
- パズルで簡単!楽しく身につく漢字学習指導法(鎌田先生)
- 発達障害と漢字の必要性(高田先生)
- 発達障害とケアレスミス(儘田先生)
- 漢字を覚えられないのはなぜ?(田中先生)