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受験終了後(受験対策)

2018.3.21
入試が終わりました。受験生の皆さん、その保護者の皆様、お疲れ様でした。見事、第一志望校に合格した皆さんもいるでしょうし、残念ながら一番行きたい学校には合格しなかった方もいるでしょう。しかし、受験は人生のゴールではありません。
近年、高校に進学しながら中途退学する生徒の率は、文部科学省によれば1.6~2.2%くらいです。少なく思えるかもしれませんが人数に直すと全国で5~8万人になります。そしてこれは、何も偏差値の低い高校や、嫌々進学した生徒さんたちに限った話ではありません。例えばトップレベルの進学校にはトップレベルの進学校に合格した生徒さんしかいません。その高校で学年最下位に沈んだ生徒さんも、その高校に合格した生徒さんです。折角一生懸命勉強して合格した高校で、中学校までに経験したことの無いレベルの高さ、自分の低い順位に心折れてしまう生徒さんもいるのです。
また、一番行きたい学校に合格しなかったとしても、それは人生の終わりを意味してはいません。中学受験、高校受験であれば、積み重ねた受験勉強は決して無駄にはなりません。次の受験、その前の中学、高校の勉強で必ず役に立ちます。大学受験であれば、どう希望通りでなかったのかにもよりますが「浪人して来年度の大学受験を目指す」のであれば今年度失敗した理由の分析から入り、教訓に変えられます。「学部学科は希望通りだが第一志望の大学に合格出来なかった」のであれば、大学の授業の少なくとも半分、場合によっては4分の3くらいが興味のある分野の勉強です。切り替えて進学先の大学で自分のやりたかった勉強、希望していた進路に向けて頑張りましょう。次の勝負は(多くの場合)、その学部学科での勉強を活かせる就職活動です。「大学は希望通りだが、第一志望の学部学科ではなかった」のであれば、大学に入ってからの履修が重要です。多くの大学では同大学の他学部の授業を履修できます。他学部のメインになっている資格を取ることも出来る場合もあります。入学後のオリエンテーションや履修案内をよく聞きよく読んで、自分のやりたい勉強、就きたい職業に必要な勉強を履修する方法を考えましょう。
合格の喜びと受験終了の解放感は他に代えがたいものですから、是非とも喜び、楽しんでください。そして次のステージで改めて頑張りましょう。
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