静岡の私立
私立高校入試(静岡県)(受験対策)
11月に入り、2学期も後半です。多くの受験生の皆さんと、その保護者の皆様にとっては志望校ではなく受験校を決定するタイミングが近づいています。一口に「受験」と言っても中学高校大学…特に中学と高校は都道府県や地域によって状況が異なりますので、今回は私が担当している静岡県の、特に私立高校の受験について書かせて頂きます。
静岡県の高校受験では公立(県立か市立)高校と私立高校を1つずつ、あるいは私立単願で私立高校のみを受ける方が大半を占めます。平成30年の私立高校の受験日は2月6日、公立高校の受験日は3月6日です(私立・公立ともに面接試験等が受験日翌日に予定されている高校もあります)。私立高校受験日まであと3か月を切っているわけですね。ただ、受験の前にやることがあります。受験校を決定し、願書を提出することです。私立高校については、3年2学期の内申点で9割以上の結果が決まります。静岡県では私立高校1校しか受験できない分、事前に各私立高校から中学校へ、合格に必要な内申点が具体的に伝えられています。それをクリアしていればまず不合格になることはありません。ですから、中学校の先生がたも具体的に「~高校なら併願でも大丈夫」「~高校は単願でないと無理」と伝えてくれるはずです。では私立高校の当日の試験に意味は無いのでしょうか? そんなことはありません。多くの私立高校には複数のコース・学科があり、必要な内申点も異なります。しかし「君の内申点では特進コースには入れないが、普通コースなら併願で入れる」と中学校の先生に勧められ、普通コース志望で受験した生徒さんが「当日のテスト結果が優秀であったため、希望するならば特進コースでの入学も可能」という結果になり、公立高校受験を取りやめて私立高校の特進クラスに進学したこともありました。また、公立トップレベル高校を受験する予定の生徒さんが、私立高校の特進コースを併願で受験したところ「入試成績が極めて優秀であったため、入学金免除、3年間の授業料免除、それどころか奨学金と交通費を支給する」といういわゆる特待生合格の通知が来たこともありました。これらの生徒さんたちの様なコース変更や特待生ほど極端なことでなくても、入試成績が入学後のクラス分けの参考にされることはよくあります。同じ高校に入るにしても、なるべくレベルの高い環境に身を置いた方が自身の成長に繋がるでしょう。
私立高校の合格を大きく左右する3年2学期の内申点が決まる期末テストは既に終わったという生徒さんも多いでしょう。その結果、希望する高校を受験出来る、出来るが厳しい、出来ないので変更せざるを得ない、など状況は異なると思います。ただ、合格すること自体は確実な私立高校を選んだ場合でも、入試の結果は高校生活のスタートを変えます。公立高校を受験予定の生徒さんたちは当然として、私立単願での受験を考えている生徒さんたちも、入試を目指して実力アップに励みましょう。
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