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社会の論述問題対策(受験対策)

2017.4.28

小学校でも中学校でも高校でも、各科目のテストで「論述問題」は、「難問」として生徒の皆さんの前に立ちはだかるものが多いです。答え方や考え方のコツは、科目や問題のタイプによっても異なりますので、今日はピンポイントで、ある社会の問題の考え方について書いてみようと思います。

 

社会の地理と公民で「資料から読み取れる、~(「日本」とか「静岡県」とか)のかかえる課題を簡潔に答えなさい」と問われる論述問題があります。このタイプの問題で資料の注目ポイントは「多いほうが良いものが少ない、あるいは、高い方が良い数値が他と比べて低くないか」と「少ない方が良いものが多い、あるいは、低い方が良い数値が他と比べて高くないか」という2点です。資料を読み取ることができたら、次はそれを文章にします。ここまで来たのに間違えてしまう、よくある例として「~という課題があるので、・・・という対策が必要である」と答えがあります。聞かれていることは「課題」であって「対策」や「解決方法」ではありません。したがって「・・・という対策が必要である」は不要、書いてはいけないのです。もちろん問題で問われているものが「具体的な対策」等であれば、書かなければならないのですが、高校までのテストでそれを問われる場合は「実際にどのような対策が取られているか」という知識問題のはずです。その場で資料から対策を考えなければならない、という問題はまずありません。何故なら、テスト中の数分で思いつくことが出来る正しい解決方法があるのであれば、それはもう誰かが思いついて実行し、その課題は解決されているはずだからです。

 

このタイプの問題に限った話ではありませんが、問題文と資料を正しく読み取り、聞かれていることを答える、という点を常に意識してください。

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