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発達障害:WISC-Ⅳ検査結果の見方と勉強法(プロ家庭教師のジャンプ)(発達障害)

2022.3.15

児童用知能発達検査

プロ家庭教師のジャンプに入会される生徒さんのなかには、集団行動や集団指示が苦手、覚えてもすぐ忘れてしまう、集中力がすぐ途切れる、など様々な発達障害の特性により、学校での勉強に遅れをとってしまっていた方がたくさんいます。そして「困っているなら、一度発達系の検査を受けてみたら?」という周囲の方からのアドバイスにより、療育機関や医院などで知能検査(WISC-Ⅳなど)を受けられることが多いようです。

WISC-Ⅳ 検査結果の見方

WISC-Ⅳは言語理解、知覚推理、処理速度、ワーキングメモリーなどの4つの分野の能力を計測します。(下位・補助検査をあわせて15の検査がある)

結果、全体的な数値のどこかが平均値より下だったため、何かしら本人に合った学習法はないかとネットや口コミなどで調べられ、『プロ家庭教師に依頼してみる』という選択肢を持たれます。

(やる気の問題で今まで勉強が出来なかったのではなく、元々そういう特性を備えていたから勉強にも影響が生じていたのだ!)

今まで

なぜ、なぜ、なぜ、、、、

と悩まれていた親御さんも、原因が判明したことで、それならば何かしら本人に合った学習法や、それをマンツーマンでみてくれる家庭教師を用意してあげたい、と思うようになるのです。

WISC-Ⅳの検査結果と学習方法

わたしたちもWISC-Ⅳの検査結果を見て、生徒さんの能力を把握し、学習計画の参考にします。

しかしこと学習においては、WISCなどの数値が〇〇だからこのように勉強すれば良い、といった明確な勉強法が存在するわけではありません。同じ数値でも子供1人ひとりに合った学習法は異なります。

知覚推理が言語理解より数値が10高いぞ、ならばそのケースは漢字だとこう覚えればよい、文章題だとこう練習すれば大丈夫、と明確な勉強方法があれば良いのですが…。

むしろ漢字の覚え方1つとってみても使うペンの大きさ、色、紙の質や色、枠の有る無し、声に出すか出さないか、書き順にこだわるか、部首を色分けするかどうか、成り立ちから覚えるべきか、パーツ分解するかどうか、何回書けばいいか、などなど、知覚推理>言語理解の子供でも10人いれば10通りの覚えやすさがあるものだと現場で教えていると思い知ります。

特に最近の研究では、全IQよりもワーキングメモリの数値が勉強に大きく関係していることが判明しており、そのワーキングメモリもいくつかの種類に分かれていて個々に認知の偏りが見られるため、検査結果などから一様にこうだと判断するのもなかなか難しいといえます。(ワーキングメモリーは、短い時間に頭の中で情報を保持し、同時に処理する能力のことを指します。)

それでも試行錯誤しながらあの手この手を模索し、諦めずに接していくことこそ、我々プロ家庭教師に求められていることだと思います。

ワーキングメモリについては

「頭のメモ」(ワーキングメモリ)高田先生コラムも是非お読みください。

WISC-Ⅳの数値

WISC-Ⅳの4つの指標

WISC-Ⅳは4つの能力の差をみていき、その子どもの得意や不得意を分析できます。たとえば、言語理解よりも知覚推理が高い場合、視覚的な情報を使って指導をした方が理解が得られることが多いはずです。

WISC-Ⅳの4つの指標について簡単のまとめました。

言語理解指標(VCI)

言葉を中心とした検査で、言葉の理解力・説明力、言語を通してて得た知識などを測定します。

知覚推理指標(PRI)

視覚から得た情報を推理したり、理解する力を測定します。図形や空間認識、非言語の情報処理能力。

処理速度指標(PSI)

視覚からの情報を早く正確に判断できるかを測定します。。注意力や集中力。

ワーキングメモリー指標(WMI)

入ってきた情報を一時的に記憶し処理(整理して実行)する能力を測定します。

「発達障害でも伸びる!」を実感できる体験授業

プロ家庭教師のジャンプには発達障害(学習障害やADHD、自閉スペクトラムなど)に対応できる経験豊富な先生が多く在籍しています。「知能検査(WISC-Ⅳなど)で数値が低い」「学校で検査を勧められた」「学習塾で成果がでない」などお悩みの方は是非お試しください。

発達障害でも伸びる体験授業

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