数える
「5までのかず」(発達障害)
小学1年生の算数で最初に数を学習するとき、まずは5までの数を習います。5という数字は手の指の数でもあるので、最小限の数のまとまりとして、もっとも身近でイメージしやすいものといえます。まずは数字の読み方を習います。教科書に出てくる問題としては、前段階として「なかまさがし」や「かずをくらべてみよう」でもありましたが、今度は絵と数字をみて「おなじかずだけいろをぬりましょう」というものが手始めです。
次に数字だけが書いてあって、同じようにその数だけ色をぬる問題などがあります。読みの次は数字の書き方です。書き順を知り、平仮名やカタカナと同じように、正しく書けるようにします。数を数えて数字を書く問題のほかに、絵の数と同じ数字を線でむすぶ問題、「2と3」、「5と2」、「3と5と2」で大きい方あるいは小さい方に丸をつけましょう、といったものがあります。ここでの一番の目標は、ものの数と数字とのむすびつけをはかることといえるでしょう。
特に重要なことは具体物(例えばりんごやお金やハトや魚など目に見える物)の量と数のイメージが結びついて理解できることです。「りんごが5個あるね。1個食べると4個になるね」「ハトさんだねぇ。いちわ、にわ、さんわ、よんわ、ごわ、あ、またいちわふえたから、ろくわになったね」といった、日頃から数を数える経験をしていることが重要になります。
これらは後々の文章題理解でも非常に大切になりますので、今から意識して身につけていくようにしたいものです。
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