じっくり
人間観察(発達障害)
みなさん人間観察はよくしますか?「する」と答える人は意外と少ないかもしれませんが、おそらく私は人一倍他人の言動を観察しているかもしれません。かといって、外出時に回りをキョロキョロ見渡しているわけではありません。家庭教師とし授業の中で生徒さんのことをよく観察しているのです。
解いている時の表情や目線、特にこちらが解説している際の目線はとても重要なポイントになります。その目線からわかることはもちろん「相手の話を聞いているかどうか」です。聞いていたとしても目線がそれていれば、それは脳には届かず理解にはつながりません。特にWISC検査のワーキングメモリの数値が低い生徒さんの場合、目線がそれて視覚的な興味や注意が他にいくと、耳に入る言葉の記憶や理解、処理が大幅に減少してしまい、こちらが説明している内容が全く頭に入ってこなくなります。
プロとして家庭教師をする以上、ただ何か教えるだけではいけません。勉強内容以外にこうした生徒さんの様子をきちんと見極め、目線がそれていればきちんと注意をすることが、大切だと考えています。
さらに観察をしていくと、その生徒さんのクセも理解でき、そのクセが勉強にもでていることに気がつきます。逆に「なぜこのような解き方をしたのか?」を探ることで、その生徒さんのクセや性格を知ることもあります。クセや性格は人それぞれ異なります。教え方は一つでも伝え方はいくつもあると思います。
こうした生徒さんのちょっとした言動から指導方法につなげられれば、より結果に繋がると信じてこれからも頑張りたいと思っています。
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