すぐ復習!
復習の重要性(発達障害)
学校ではいろいろなことを勉強しますが、その習ったことはいつ復習したらいいのでしょうか。それはズバリ、その日のうちにやってしまうのがベストです。
人間の頭は、時間が経つと物事を忘れるようにできています。エビングハウスの忘却曲線というものがありまして、人の脳は次の日には70%忘れるという実験結果もあります。忘れてしまってからでは、復習の効率は良くないものになってしまいます。記憶が新鮮なうち、覚えているうちに改めて復習するのが効果的であるといえます。復習をきちんとやってから、先に進むことを考えましょう。また、覚えたことが脳に定着するのは睡眠中というデータもあります。睡眠時間の確保も効率的な暗記には不可欠ということになりますね。
また、復習はその日だけではまだ足りません。その日のうちに復習しても、やはり翌日にはさきほどの忘却理論のとおり7割忘れてしまうわけですから、次の日もしっかりと復習をしなければなりません。復習の頻度を上げることで徐々に覚えたことも脳に定着していくわけです。
ですので、先にどんどん進むのは楽しいことに思えるのでついそうしがちなのですが、復習をおろそかにしてその日だけにしてしまうと定着が弱くなり、そうなるとその先の部分の理解もいい加減になってしまいますので気をつけてください。
特に数学などは、前にやった内容が新しい分野の前提知識となっていることが多いため、慌てて前に進むとたちまち道に迷ったように何をやっているのか分からなくなることもあります。
わかりやすい例としては、中学3年生でやる2次方程式です。実は、3年生になってからそこに至るまでに習う、因数分解や平方根といった内容は、いずれも2次方程式を解くための前提知識となっています。そのため、このあたりをうろ覚えにしてしまうと、2次方程式の理解も雑になってしまうのです。
先の部分の理解を確実にするために、復習はきちんとやって、実力を高めていきましょう。
復習は その日 次の日 テスト前
これです!
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