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ピストルクリップマーク

文字を書くこと、鉛筆の握り方(発達障害)

2021.9.30

発達障害のY君の『書く』をテーマにお話したいと思います。

Y 君は入会当初から読み書きが苦手ということで、最初はひらがなやカタカナを読んだり、文字を並べかえて言葉を作ったりを出来るようしていきました。

そして次の課題が待っていました。

【書くこと】です。

Y 君は手先が不器用なこともあり、鉛筆をグーの手で握ってしまうのです。

書くときも○△□の違いがほとんどなく、「かど」の部分が丸くなってしまいます。

美しい字は美しい持ち方から。

と言うことでまずはじめに、正しい鉛筆の持ち方を練習しました。練習とは言っても難しいものではありません。

①グーの手の形から親指と人差し指を立てる(ピストルの形)

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②親指の付け根に鉛筆を置く

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③ギュッと握る

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これだけです!

グーの手で持つことに慣れていたY君ですが、この方法で正しい鉛筆の持ち方が出来るようになりました。

 

次に、書く練習では別の課題が出てきます。

正しく鉛筆を持てるようになったY君の次の課題。それは、「へ」や「く」等の角があるひらがなをうまく書けるようになることです。字をなぞるときにもどうしても角が書けず、曲線になってしまいます。

角を書く感覚をつかむために、手を支えて一緒に書いてみたのですが、やはり一人で書くと上手くいきません。ひらがなを教えるって難しいですね…

色々と練習してみた結果、Y君が書けるようになった方法があります。

「止める」ことです。

すーっ

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ストップ!

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すーっ

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この方法でY君はひらがなを上手に書けるようになり、お家でもご両親と一緒に練習をして、「ストップ!って言ったら、ちゃんと家でも書けました!」との報告をいただきました。ご家庭でも練習をするきっかけになるとは、嬉しい事ですね!

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プロ家庭教師のジャンプには発達障害(学習障害やADHD、自閉スペクトラムなど)を抱えた生徒さんの学習指導に豊富な経験があります。発達障害やグレーゾーンなどの特性を持つお子さんの場合、不器用さからコンプレックスを持ってしまうことも多いようです。手先のトレーニングや目のトレーニングなども学習に取り入れていますので、お悩みの方はご相談ください。

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