躓くよー
躓くよ、を伝えよう(自宅学習)
突然ですが、新しい単元に入るタイミングや受験期の生徒さんにはいつも『石につまずくのは怖くない。怖いのは石があるのを知らないことだ』と言い聞かせています。
家庭教師の長所として、その生徒さんの理解度や達成度に合う指導ができるという点がありますが、そうなるとどうしても先取り学習はしにくくなります。また、先取り学習をしていても学校の先生と言い方が違うと混乱してしまう生徒さんもいるため、あえて先取りを控える場合もあります。そうなると、生徒さんは学校の授業で「何コレ分かんない!」を経験してくることになるわけです。
よほど分からない時には「やだ!分からない!」と強い拒絶が見えたり、「私頭悪いから・・・」と自信をなくしていることも珍しくありません。だから先に『学校で新しいこと始まるけど、分かんないことあるかもしれない。石にぶつかるかもね!』と伝えておきます。
『あなたは○〇が苦手だけど、次始まるところには絶対に必要なんだ。だからイヤーってなるかもしれない。でもそれがあるんだって分かってれば、イヤだけどびっくりはしないでしょ?』と、理由もきちんと伝えます。同じことを保護者様にもお話します。そうすると、次の指導の時に「やっぱり分かんなかった!」と報告してくれたり、保護者様から「分からないと言って帰ってきましたが、先生もそう言ってたじゃないかと思うとあまり焦りませんでした」と話して下さったりします。
躓かないように教えることと同じくらい、躓くことを知らせておくのも大切だと考えています。月の回数が決まっている家庭教師だからこそ、してあげられることがたくさんあると信じています。
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