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筆算禁止(発達障害)

2020.9.19

プロ家庭教師のジャンプには中学受験を目指す生徒さんがたくさんいらっしゃいます。

 

首都圏にはいろんな学校がありますが、どの学校を受けるにしても入試の問題はどれも普通の小学校で習う問題より少し難しいといえます。計算問題ひとつとっても、まともに計算していくと複雑で大変になるけれど、ほんの少し工夫すれば簡単に解ける問題というものがあります。

この「ほんの少しの工夫」が、基礎がまだ固まっていなくて、なかなか出来ない生徒さんがいます。

それでも、私たちプロ家庭教師のほうでなんとか基礎の基礎から教えていけば一人で解けるようになってくれます。

しかし、発達障害や様々な特性ゆえにこだわりが強くて出来ない生徒さんの場合、なかなか一筋縄ではいきません。こだわりが生まれる背景は個々に異なりますが、たまにあるのが、中学受験経験のない親御様が、工夫せずに複雑なやり方で子供に教えてしまうケースです。お母さんから教わったやり方に固執して、『工夫』=『卑怯なやり方』『なんだかめんどくさいやり方』と捉えてしまうこともあります。

計算問題で困っているわが子を見て、なんとか教えてあげたいという気持ちが生じるのはとてもわかります。しかし、そこはグッとこらえて専門の教師に委ねてもらいたいところなのです。

 

例えばこんな問題。

0.375 × 288 × 25 = □

さて、この問題、どのように計算すれば良いでしょう。

 

 

実は先日、とあるご家庭から

「うちの子はほんとケアレスミスが多くて、筆算も途中で足す掛けるがゴチャゴチャになったり位取りがズレたりして、もう大変なんです。先生、この問題なんですけど、ちゃんと丁寧に筆算をやらせるコツってありますか?」

と相談があった時に出された計算問題です。

 

私「ん??は、はは、、母上、こ、ここ、、これは、、、筆算やっちゃダメです!」

お母さん「え???」

私「母上、これは工夫して解く問題ですぞ。中学受験で必ず出題されるといっても過言ではない、工夫してやらないと大変なことになっちゃうぞ問題なのですぞ!」

お母さん「工夫?あ!筆算をもっと大きく書いて」

私「No〜!でありますぞ。」

(お母様を母上と呼んでいることは気にしないでください)

 

皆さんはこの問題、どう解きますか?

 

もしも

 

 

と筆算でやってしまったら、ジャンプに在籍する生徒さんなら半分以上の子供が途中でミスをしてしまうでしょう。

こんな風に、、、

ここまで同時にいろんなミスはしないとしても、どれか1つはやってしまいがちですよね。

この問題は以下の計算の工夫の仕方を経験として知っていればクリアできます。

 

◎0.375は3/8(分数表記が出来ないため斜め線を用いていますが、『はちぶんのさん』です)とすぐに分数に変換すること。覚えるべき小数→分数変換は10個もありません。適切なトレーニングを積めばすぐに変換できるようになります。

 

◎25や75,125などは25×4=100になることを利用して、常に4が式の中にないかを見つけること。こちらは4を作るトレーニングを毎日15分、2週間積めば気づけるようになれます。

 

以上の2つを使えば、

このように、筆算なしで計算が出来るのです。

見える数字を前から順番にドンドン計算していくと全体が見えなくなります。例えばここで3×36や36×25を筆算使ってやってしまうと、またミスを誘発してしまいます。

25があるから、36を4×9に分解してみる。そこに気づけるかどうか。いかにも計算のコツですね。

 

こういったトレーニングは日頃から意識的にやっていかないと身に付かないものです。

こだわりを持つ子供でも、ジャンプの教師は「こっちのが楽だ!」「お母さんに自慢したい!」と思えるような『工夫した』教え方で指導をしています。ぜひ一度、私たちプロの指導を体験してみてください。

 

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