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英語が難しいクリップマーク

中学受験後に何をする?(自宅学習・中高一貫校・受験対策・発達障害)

先日、中学受験を控えた小学6年生の保護者面談会が行われました。

そこで保護者の方から「2月の受験を終えてからの入学準備としてやっておくべき勉強についてアドバイスをお願いします」という相談を受けました。

受験3か月前で既に中学の学校生活を意識されていることに感銘を受けました。

私がそこでお話させていただいた内容を今回はお伝えしたいと思います。

「中学受験はゴールではなく、その先の人間形成に最も重要な思春期6年間のスタート地点です。そこでまず準備として最優先にすべきことは英語の予習です。中学受験をしてきた子供たちは小3,4年生あたりから算数・国語・さらには理科や社会をずっと取り組んできたわけです。逆にいえば英語に関しては中学校主要5科目の中では学習の優先度が最も低かった科目になります。しかし、私立中であれ公立中であれ、実は現在の中学1,2年生が一番大変で困っている教科ベスト1が英語なので、英語こそ入学前の段階である程度の準備をしておかなければなりません。」

「ではなぜ今の中学1,2年生が英語に四苦八苦しているのか。それは、去年(2021年)から中学校の英語教科書の難易度が量的にも質的にもかなりアップしたからです。3年間で学習する英単語は2020年までは1200語でしたが、2021年の教科書改訂により1800語くらいに増えました。しかも既に前年の2020年、小学3年生から英語学習がスタートしていますので、小学校で習う英単語600~700語と合わせると2400語くらい、つまりそれまでの2倍になっているのです。さらには扱う文法も以前は高校で習っていた「仮定法」「現在完了進行形」「感嘆文」などが中学へ”下りて”きました。小学校からの単語を含めると単語量が2倍で文法も難しくなっているわけです。」

「中学校の教科書(サンシャイン)の巻末資料にも”小学校で学んだ単語”として一般動詞だけでも46コの単語が掲載されています。例えばbuy,eat,go,have,make,practice,read,see,speak,study,take,thank,think,want,washといった動詞の原形や、saw,went,ateなど過去形の不規則変化まで!中学の教科書は”君たちは小学校でもうこれらの基本単語は学んでいますよね?”という前提で進んでいくわけですから、受験勉強中心で小学校の教科書に出てきた英単語が読めない、書けないという状況ですと中1の最初から出遅れスタートになってしまうわけです。これは私立中公立中関係なく、起こる現象です。実際にジャンプに新規で入会される中学生の大半は”単語が多すぎて覚えられない””授業スピードが速すぎてついていけない」と英語で困っている生徒さんがとても多いのです」

「ということで、受験後の2月から中学の授業が始まる4月までの約2か月間はなによりも英語の復習と予習に費やすべきということがおわかりいただけたかと思います。昨年も2月3月の間で英語基礎講座(全10回)を開きました。受験結果がどうあれ、中学の英語学習がスムーズに進められるよう是非私たちにお手伝いさせてください」

このような話をいたしました。

特にそのご家庭は生徒さんが「漢字が苦手で覚えられない」「書くことが嫌いで字のバランスや形もうまくいかない」といった困りごとを抱えていらっしゃったので、国語同様に語学である英語学習に元々不安を抱かれていたため、親御さまも非常に納得してくださいました。

特に私立中は同じ学力を持った子供達が集う環境です。少しやっていればすぐに上位になれますし、少しさぼれば簡単に下位に落ちます。

最初の5月あたりにある定期テストでなんとか良い点数が取れるよう、2月の受験後からは是非とも英語の勉強を始めてあげてください。

 

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