悪くない。
マンガを読むのは悪いことか?(自宅学習)
私と同世代の方なら、こんな題名の作文を書かせられた経験があると思います。小・中学生にこんな作文を書かせて否定的な内容になるわけないだろうと思いますが(笑)。
子どもの頃にマンガが大好きで、成長しても電車の中でマンガを読むような大人になっても、不思議なもので親という立場になると、自分の子どもがマンガを読んでいると注意するようになります。もちろんマンガばかり読んで勉強をまったくしないのであれば注意せざるを得ませんが、マンガを読むこと自体ははたして悪いことなのでしょうか?
マンガには最初から絵がついているので、想像する必要がないため、想像力をそいでしまうという指摘がよくなされます。私は寄席によく行くのですが、そこでも落語家さんがだいたい同じようなことを言います。落語は想像してもらわないと面白くもなんともない芸だからです。
しかし、想像するためにはまず実体験が必要です。昔ならば外に出て遊んだり周りの人とコミュニケーションをとったりして実体験を積むことができましたが、現代は外に出ると危ないとか、周りの人も他人に関心を示さないとかで、実体験ではなく、家の中で擬似体験を積むしか方法がなくなってきています。
この擬似体験として、実はマンガが有効なのです。映像でも良いのではないかと思われるかもしれませんが、映像は付帯する情報が音声なので、読む力はつきません。マンガは活字情報なので、読む力がつくのです。もちろん絵とセリフはリンクしていますから、そうやって情報を蓄積していくと、いざ活字だけ読んだときに、頭の中に絵が浮かぶ、つまり想像ができるようになるというわけです。
これはマンガ好きで知られる元千葉ロッテの名キャッチャーだった里崎智也さんもおっしゃっています(笑)
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