ADHDの
特性に合わせた指導事例-発達障害専門の家庭教師(中学・高校受験)-
神奈川県のLくん
小学校入学前に田中ビネー検査を受け、その際に「ADD(注意欠陥障害)の傾向がある」と指摘を受けた。その特性ゆえか小学校入学後は「忘れ物が多い」「プリントなど配布物を紛失する」「人の話を聞けない」といったことを1年時の担任から指摘される。小学校低学年時は親が毎日声かけもあって学校の宿題も(渋々ながら)やってはいたが、4年生、5年生と上がるに連れて次第に反抗的な態度を取り始める。親が学習面で関りを持つことに限界を感じ、小学校5年生の夏、「ADD 家庭教師」で検索をして正社員で発達障害に特化したプロ家庭教師のジャンプと巡り合う。
初期目標は学習習慣の定着!
勉強のやり方の本質を知ることで学習意欲も向上!
「勉強は親から言われて無理やりやらされるもの」という負のイメージを持っていたL君。そんなL君を担当した教師は苦手な漢字の覚え方を3つの方法で試すところからスタート。 語呂合わせ法、視覚記憶法、徹底反復法のなかでL君は徹底反復法でメキメキ漢字が書けるように!
日々の宿題バトルが激減!
親に言われなくても机に向かうようになる!
学校の宿題のなかでも特に漢字ドリルを嫌っていたL君。ジャンプの漢字指導の成果もあって、そんな状況が5年生秋に一変。親に言われなくても毎日すすんで漢字ドリルをするようになり、母親も「勉強しなさい」「宿題やったの?」という口出しをしなくて済むようになる。
本人の成長もあって6年生になると日常の「忘れものがないかチェックする」「配布物をファイルに入れる」「人の話に耳を傾ける」といったこともできるように! 中学は地元の公立中で進学し、日々の課題や提出物の内容、期日などジャンプの先生に逐一チェックしてもらいながら楽しい中学生活を送っている。
千葉県のCさん
小学校の時からとにかく勉強が苦手で成績は全教科が苦手。学校での授業中もまったく集中力がないなどADHD的な傾向も見られ、面談では中学校から特別支援クラスに移行することも勧められた。両親の意向で普通学級に入学させるが、学習面でのサポートは必要であると考え近くの個別指導塾に通い始める。1年半ほど通塾するが成績はほぼ学年最下位。授業態度も良くなかったため、塾側からさじを投げられる形で2年時の秋に退会。家庭教師によるサポートを模索。
個別指導塾から家庭教師へ。決め手は正社員のプロ家庭教師
個別指導塾で失敗したため家庭教師の選定は慎重に行う。アルバイトの大学生で指導も受けてみたが、机にじっと座ってられないためほとんど授業にならならず。ジャンプの正社員プロ体験指導だけは生徒の様子が明らかに違っていた。適切な発問、わかりやすい解説など集中力を切らさないよう様々な工夫がなされている授業に、本人が強い学習意欲を見せ正式に依頼することに。
目標を公立高校合格に設定!受験に向けてモチベーションアップ
3年生にあがるタイミングで学校の担任からの強い勧めでWISCの検査を受け、軽度な知的障害と診断される。両親とプロ家庭教師が相談を重ね、本人の将来を考えて公立高校合格を目指すことに。受験に向けたモチベーションを持続させるため、早い段階から本番での目標点を明示し、過去問の類題がどんどん解けるようになることで、見違えるようにヤル気になっていった。
絶望的と言われていた第一志望の公立高校に合格!
文章を読んだり思考するのは苦手だが反復練習や暗記は嫌がらないといった特性を理解した効果的な指導により、三者面談で絶望的と言われていた第一志望の公立高校に合格を果たす。
この事例に関連するコラム
注意欠陥・多動性障害ADHDの
特性に合わせた指導法
発達障害(ADHD)の生徒にも
毎日の学習がもっと楽しくなるような
指導を行っています。
ADHDとは ?
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、不注意、衝動性、多動性を症状とする行動に関する障害です。授業中など机に座ってじっとしていることが困難で、注意力を維持しにくく、時間感覚がずれていて、いくつかの情報をまとめて整理することが苦手です。多動性が少ない場合には注意欠陥障害(ADD)に分類されます。症状が軽度の場合、幼少期には周囲が気付かないことも多いです。
ADHDの特性
ADHDの生徒への指導
プロ家庭教師のジャンプの生徒にはADHD(注意欠陥・多動性障害)を抱えながら、不登校傾向、または不登校になっている生徒が数多くいます。そういった生徒に対する支援の一例を、事例を挙げてお話します。
ADHDを抱えている中学生の生徒の事例です。薬を服用しつつ勉学に励んでいたものの、その薬の副作用により体調を崩してしまいました。その影響で「やる気」が低下してしまい、学校を長く休んでしまいました。無理して頑張り過ぎてしまったこともあるでしょう。それから「学校に行きづらい」と感じるようになり、不登校になってしまいました。その後はご家庭と学校との密な連携のおかげでタッチ登校から特別支援学級への登校へとステップアップしていきましたが、以前までは普通学級にいたためか「今の自分が他人にどのように見られているのか」と人の目をひどく気にして、発達障害を持ち不登校である自分を卑下し、ありのままの自分を受け入れられない様子が顕著に見られました。
プロ家庭教師は指導の中で、その生徒が抱えている問題は「自分の悪い側面ばかりを見続けていること」だと考えました。そして、その支援策として「自分の良い面とできる面に目を向けるようにする」方法を取りました。ジャンプのプロ家庭教師が具体的に実践したのは以下の3つです。
- 指導をしていく中で、生徒ができたことを1つ1つ褒める。
- 他の生徒との比較ではなく、過去の自分と比較するようにする。
- できるようになった自分を褒めるようにする。
ネガティブ思考の生徒にとって「新しいものさし」を生徒に与えました。すると、徐々に今の自分を認め、落ち着きを取り戻し、自身がどのような人間なのか、今がどのような状況で何が必要なのか生徒が自分自身で整理をするようになりました。
発達障害に関わらず、人はできないことやネガティヴな事に目を向けがちですが、少し物事の見方を変えるだけで生きることが楽になり視界が開くことがあります。プロ家庭教師のジャンプではその新たな見方を提示するだけでなく、1人1人が抱える発達障害を理解した上で、個人に1番に適した指導・支援の仕方を考えていきます。また、生徒のことで悩まれるご家族の皆さまの相談も遠慮なくご相談ください。生徒にとって1番最適な環境は何か?を一緒に考えていきましょう。
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