入試の面接
入試の面接に対策は必要?(受験対策)
多くの公立高校では入試の際に面接試験があります。面接対策の問題集(のようなもの)を学校で配布され、何十項目もの「面接でされるかもしれない質問」を考えて埋めていった生徒さんもいると思います。確かに、入試の一環である以上、面接が合否に影響することは無いとは言えません。そのような面接対策も全くの無駄ということはないでしょう。ただ、余程のことが無ければ面接の出来不出来によって合否が変わることはありません。「余程のこと」はどのようなことか? 僅か10分前後の面接時間で、高校の先生を感動させるか、反対に「この生徒を受け持つのは絶対に嫌だ」「この生徒が教室にいたらクラス全体に悪影響がある」と思わせるくらい嫌な気分にさせる等の場合です。一部の生徒さんが心配する「噛んだら減点」「言葉に詰まったら即アウト」などということはありえません。それは高校入試の面接ではなく、企業の入社面接ですらなく、倍率数百倍数千倍の役者だかアイドルだかのオーディションの場合です。高校入試の面接では、質問に対して一生懸命、真面目に答えれば大丈夫です。
静岡県の公立高校では合格後、高校の先生から入試の点数を教えてもらうことが出来ます。面接の結果はABCの三段階で評価されます。私は過去100人を超える生徒さんたちの面接結果を聞いてきましたが、1人だけAで、他は全員Bでした。快活な生徒会役員だった生徒さんも、物凄く無口な生徒さんもBでした。たった1人のAの生徒さんは、将来就きたい仕事とその理由が明確にあり、その仕事に必要、あるいは有用な資格を調べ上げ、それらを概ね取得できる学校が、受験校である実業高校であると、淀みなく、熱意をもって語れる子でした。この生徒さんと同じように、明確な目的とそれを目指す熱い思いが既にあるなら大いに結構なことですが「まだそこまでは…」と思うのであれば、無理に評価Aを狙う必要はありません。一生懸命、真面目に答えてB評価をもらい、テストの方で実力を発揮して、合格をつかみ取りましょう。
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