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体調管理の大切さ(受験対策)

2017.12.15

12月になり、寒さが厳しくなってきました。今回は特に高校受験生の健康管理の重要性について、以前書いたこと(受験生が冬休みに急に運動をしたら骨折して受験勉強に影響が…)とは別の観点から書きます。

例年ならば受験生の皆さんは11月ごろからインフルエンザの予防接種を受けることが多いです。しかし今年はインフルエンザのワクチンの数が需要に追い付かず、ワクチンの在庫がなくなってしまった病院も少なくありません。私も、毎年予防接種を受けていた病院では受けられず、いくつかの病院に問い合わせて受けることが出来ました。また、私の担当している生徒さんの一人は年明けに受ける予定です。一般に、インフルエンザの予防接種は流行のピークに入る12月になる前に摂取することが望ましいそうですが、では年明けに受けても意味はないのでしょうか。そんなことはありません。確かに受験を控えた12月や1月にインフルエンザにかかることは、受験勉強の妨げになります。ただ、それは努力と工夫で取り返すことは不可能なことではありません。しかし、2月3月の受験当日、インフルエンザで外出禁止になっていたら、取り返すのは大変難しいです。

受験にはインフルエンザなどの深刻な体調不良による欠席者のために、別日程が用意されてはいます(例えば平成30年度の静岡県公立高校入試であれば、本試験は3月6日ですが、これを受験できなかった生徒さんは3月12日の追試験を受けることが出来ます)。しかし「追試験の方が本試験より難しい」と言われます。実際にはそんなことはないはずですが…。本来ならば入試は何百人という生徒さんが集まり、試験教室の前後には同じ中学校の友人知人が並んで受けるものです。対して追試験を受験する生徒さんが何百人もいることは考えられません。過去に実際に追試験を受験した生徒さんがいましたが、その時の受験者は3人しかおらず、もちろん他の2人はそれぞれ別の中学校の生徒で、テスト中だけでなく休み時間まで静まり返っていたとのことです。これでは受験の緊張と不安は増してしまうでしょう。試験の翌日には公表される本試験の問題より難しく感じるのも無理のないことです。

予防接種を受け、手洗いうがい等をしっかりやっていてもインフルエンザに限らず体調を崩してしまうことはあり得ますし、運悪くそれが入試当日であることもあるでしょうが。その確率を下げるために、出来ることはしっかりやっておきましょう。

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