積み重ね
基礎こそ大事(自宅学習)
皆さんは、学校の勉強をするにあたって、基礎部分の勉強はしっかり出来ているでしょうか。基礎部分の内容は一見簡単なことが多いので、逆に疎かにしがちなのですが、先に進んだ内容をやるにあたっては、基礎こそ大事と言えます。
基礎が不十分で先の事を学んでいるとどんなことが起こるか。その内容を「点」でしか理解できなくなります。これはどういうことかというと、前提条件が少し変わったり、極端な話問題の数字がちょっと変わったりするだけで、もう全くその知識を利用することができなくなるわけです。では、その新しい知識を使うために、いちいち数字をちょっと変えた内容ごとに覚え直しをするのでしょうか。そんな非効率なことをしていては時間がいくらあっても足りません。
大変極端な話になりますが、これは「りんご2個とりんご3個を合わせた個数を求める」のと「バナナ2本とバナナ3本を合わせた本数を求める」ということを別々に覚えること、ということです。もちろんどちらも「2+3=5」を理解していれば解決できることです。
一方で「放物線と直線の交点を求める」のと「円と直線の交点を求める」方法は別々に覚えようとしていませんか。これらはどちらも、「直線の式を利用して、片方の文字を代入法でもう片方の文字の式に置き換え、1種類の文字の方程式にする」という同じ方法で解決できます。これは連立方程式のところで学ぶ「代入法」という基礎があればこそ共通の方法として認識できるわけです。
このように、基礎がしっかりしていれば、応用知識は「点」ではなく「線」で理解することができるようになります。さらに様々な知識を組み合わせて「面」で理解することも出来るでしょう。立体的な深い理解をするにあたっては、その前提となる基礎知識の理解は、必要不可欠なのです。
何が言いたいかというと、今の勉強分野を一夜漬けで何とかしていると、後で大きなしっぺ返しを食うということです。勉強は積み重ねです。各分野を疎かにすることなくしっかり理解して、わからなかったことはそのままにせずにすぐ調べ、理解につなげていきましょう。
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