結果と自信
夏休み明けのテスト(自宅学習)
夏休みが終わってすぐに課題テストが行われる学校があります。
私が今指導している生徒さんも課題テストがありました。
その子は少し学習障害を持っている中学一年生で、一学期の期末テスト前に提出物を溜め込みすぎてしまい、成果が出なかったこともあり自信を無くしかけていました。
しかし、夏休み中は終わったあとに課題テストがあることを念頭に、また範囲も夏休み課題の中から出るということで、課題をやりつつテストの勉強ができる、というタイミングでした。
最初は自分はやっても……という感じで乗り気では無かったのですがとりあえず課題は終わらせたいという気持ちもあり最後までやり通すことが出来ました。課題が終わったあとも同じ問題をクイズ形式にしてやってみると、一度やっている問題ということもあり、解ける問題も多くなりました。前に勉強して覚えられている、ということがその場で実感できることで少しずつやってみようかな、という気持ちを取り戻すことができ、また忘れないために反復練習をしているんだ、という認識を再確認することが出来ました。さらに、やっていないのにやっても無駄、と決めつけるその姿勢にも本人が悪かったんだ、という気持ちが芽生えました。
夏休み後のテストの結果を保護者の方から頂いた時に、五科目中四科目が20点代後半を取れていました。特に今まで全く自信のなかった英語が20点を超えたことに喜んでもらうことが出来ました。二学期が始まりまた授業の内容も複雑になってきますが、今回のことを常に意識してやったら伸びる、という意識を常に生徒さん本人に持たせながら指導をしていきたいと思います。
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