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「+のやり方」と「+の気持ち」(自宅学習)

2017.7.15

皆さんは、「一生懸命頑張っているのに成績が上がらない」「一番時間をかけた科目が一番点数が低かった」などという経験をしたことがありませんか?

私はあります。
主に社会系の科目でしたが、ダラダラと教科書にチェックマークをつけていったり、配られていたプリントを暗記したり、ノートに綺麗にまとめ直してみたり・・・時間は沢山かけたのに、と思う結果であることがしばしばありました。

今、私自身が教える側になり、生徒さん達の様子や、当時の自分の様子(点数が良かった科目・悪かった科目両方の勉強方法)を考えたときに改めて思うのは、「+のやり方」と「+の気持ち」が合わさって、初めて思うように成績が上がるのだ、ということです。

では、「+のやり方」と「+の気持ち」とはどういうものを言うのでしょうか?

「+のやり方」とは、「次に同じ問題や類題を出された時に必ず解けるようにするやり方」のことです。問題を解いているとき、解けなかったとき、直しをするとき・・・それぞれに正しいやり方があります。解けない問題に直面したら、少しだけ解答を確認して、解くための糸口だけつかみます。
その後自分で解いてみて、詰まったらまたヒントだけ確認して、また解いて・・・と進めていくと、少なくとも「全部赤ペンで答えを写した」解答にはならないはずです。
そして間違った問題は、どの部分をどう間違えたのかを確認し、間違えたところからやり直して正解までたどり着けたら、次に同じ問題や類題を解く際には、どうやって前回間違えてしまったのかを思い出しながら解いていきます。
それによって、「自分の間違え方に気づく」とともに「そこに注意しながら問題を解く」ことが出来るようになるため、問題の理解度が深まり、うっかりミスも圧倒的に減るのです。

「+の気持ち」とは、「次は絶対に解けるようにする!」という意識のことです。
たとえ教えられたとおりに「+のやり方」で勉強したとしても、惰性で進めてしまっては文字や数字が頭を通り抜けていってしまいます。
解いている時に見直しをする意識、直す時に間違いを頭に入れようとする意識、解きなおしの時に間違えた部分を思い出そうとする意識・・・それら全てが合わさって、初めて「次は間違えない!」と言えるのです。

このどちらかでも欠けてしまうと、せっかく勉強していても最大の効果は生まれません。

私の場合には社会でしたが、これはどの科目でも言えることです。
解く→丸付け→やり直し、という流れだけでは成績は上がりません。
そこに「+の気持ち」と「+のやり方」が合わさった時、物凄いパワーが生まれるのだということを、是非各先生方との指導で実感して頂きたいと思います。

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