ついつい
切り替えるのが苦手(発達障害)
家庭教師の場合、塾や学校とは違い家で授業をすることになるため、いざ授業を始める時になっても切り替えがうまくできずなかなか授業の準備を始められない生徒さんがいます。特に小学校低学年の生徒さんや発達障害の生徒さんの場合それが顕著に見受けられます。
私が小学校2年生の時から担当しているU君も授業を始めるまでに時間がかかるタイプでした。U君は私が家に着くと、必ず出迎えてくれていたのですが、「先生これ見て!さっき書いたんだ!もうすぐ終わるから見てて!」と言って絵が書き終えるまで勉強部屋に行こうとしなかったり、「これこの前買ってもらったんだ!今日これで遊ぼう!」と言って買ったばかりのおもちゃだけをたくさん持って勉強道具を持たずに部屋に行ってしまうなど授業を始める準備をなかなか整えられませんでした。見かねたお母様が「ほら、あとにしなさい。」「筆箱とプリントも持って」など声をかけるのですが、結局は荷物を持ってきてもらったりとお母様に手伝ってもらっていました。
このような時、親の立場ではついつい手伝いたくなってしまいますが、それではいつまでも自分で切り替えることを身につけられません。そこでU君が切り替えを自分でできるようになるために、お母様にも協力してもらい授業の準備にルールを作ることにしました。どんなルールを作ったかは次回お話します。
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