あと○秒!
立ち歩きへの対応方法①(発達障害)
小学校低学年の生徒さんや多動性を持つ生徒さんの場合、1対1の家庭教師の授業でもちょっとしたきっかけで立ち歩きしてしまうことがあります。そういった生徒さんに対して私は「カウントダウン」をよく使っています。
私が担当していたS君も授業中じっとしているのが苦手な生徒さんでした。問題に1問正解すると「やったー!!」と言って走りながら喜んだり、落としたえんぴつを拾いに行くといつまでもうろうろしていたりすることがありました。そんな時私は「あ、えんぴつ落ちちゃったから急いで拾いにいかなきゃ!5秒で戻ってきてね!5,4、・・・」と言ってカウントダウンを開始します。すると「え、ちょっとまって!はやい!」と言いながらもきちんと5秒以内に戻ってきて座ってくれました。「セーフ!」「間に合った!」「ふーあぶないあぶない」と時間内に戻って来れたことを褒めると、次からは自分から「間に合った?」「セーフ?」と時間を気にしながらすぐに戻ってきてくれるようになりました。
S君の場合「急いでね」、「はやく」ではなく、「あと○秒」というように、いつまでに終わらせなければならないかわかるよう声かけをすることで効果がありました。しかしこの方法が上手くいかなかったこともありました。どんなときに上手くいかなかったかについてはまた次回お話しします。
必見! 発達障害ブログ
- 発達障害と特別支援学級(高田先生)
- 発達障害と中学受験(高田先生)
- 中学受験「偏差値50」2科目か4科目か(高田先生)
- 中学受験「偏差値40台」応用問題(仲間先生)
- 中学受験『算数の計算ミスは致命傷になる』(高田先生)
- 発達障害と漢字の覚え方(今泉先生)
- 発達障害と英単語の覚え方(高田先生)
- 勉強ができないのは発達障害のせい?(尾崎先生)
- 発達障害とWISC知能検査(今泉先生)
- ワーキングメモリと勉強(高田先生)
- 発達障害と志望校選び(鎌田先生)
- 発達障害とカラーテスト(深澤先生)
- 発達障害と白黒思考(岡田先生)
- 発達障害と小学生の算数(儘田先生)
- 発達障害と小テスト(山中先生)
- 発達障害と親の言葉(高野先生)
- 発達障害と不登校(島田先生)
- パズルで簡単!楽しく身につく漢字学習指導法(鎌田先生)
- 発達障害と漢字の必要性(高田先生)
- 発達障害とケアレスミス(儘田先生)
- 漢字を覚えられないのはなぜ?(田中先生)