指導論
できると「思い込ませる」(指導方法)
指導とは様々な方法で、解き方のテクニックを伝授することだと思っているのではないでしょうか?もちろんテクニックがあるに越したことはないですし、それを生徒にうまく伝え、生徒が使いこなせるようになればそれは素晴らしいことです。
しかし、実際は生徒によってはそのテクニックが難しく感じてしまったり、使う過程で間違ってしまうことがあるなど、うまくいかないこともあるのが事実です。今回は、テクニックに頼らずに点数アップを目指す方法をご紹介します。
高校の古典のテストは、大抵の場合古文・漢文に分かれています。どちらも非常に苦手な生徒に対し、漢文のテスト範囲の現代語訳を「徹底的に」解説をしました。教科書の文と照らし合わせ、内容・主人公の感情・場面設定など分からない箇所が無くなるように解説をしました。
すると、本文を理解できるようになり、設問に答えられるようになりました。ここまで来ると、生徒自身が「分かる」と思うようになり、その後の文章を自分から読み進め理解しようとします。この好循環により、当日のテストで今までにとったことのないようないい点数を取ってきました。
今回のケースで言えば、返り点や単語、文法をじっくり教えることが正攻法だと思います。また、このことは今後伝えていかなければならないでしょう。
しかし、その方法で今回の点数を取ることは難しかったと思われます。当たり前のことではありますが、今回のように「出来る!」と思い込ませることで、少しでも意欲を持たせることが勉強の最も基本的で大切なことだと思っています。
生徒によって、その「ツボ」は様々ですが、今後もこのような成功体験をどんどんさせてあげることが私の役目です。
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