記憶術
チェックテストの重要性(発達障害)
暗記科目(理科、社会)が苦手な生徒と、そうでない生徒。何が違うのかを聞かれることがあります。その場合、インプットに力を入れる生徒が前者、アウトプットに力を入れる生徒が後者であると私は説明します。
例えば、宿題にテキスト2ページ分を覚えさせ、覚えたかどうかチェックをすることがあります。その際に覚える用語をひたすら読んだり書いたりしているだけの生徒は、チェックテストをしてもまず完璧には覚えていません。逆に、自分で覚えたかをチェックをして別の紙などに書いている生徒は、私がチェックをしても正確に書けることが多いです。
人間の脳の構造として頭に入れたものを取り出す(アウトプット)ための訓練をすることは非常に大切だと言われています。そのため、暗記が苦手な生徒に対しては、まずこの方法をできるようにするためのアプローチを心がけます。当たり前のように感じるかもしれませんが、今まで覚える(インプット)ばかりやってきた生徒にとって、この作業を出来るようにすることは非常にハードルが高いです。特に、間違えることを嫌がる生徒にとっては
「チェックテストをする」=「間違いをする」
と考えがちで、まずその意識を変えなければなりません。また、各教科ごとどのようにしてアウトプットをしていくのかを丁寧に伝える事も重要になります。
「覚えるだけなのになぜできないんだろう?」と思われている方は、ぜひこの方法を試してみてはいかがでしょうか。
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