飽き防止!
あと何機残ってる?!(指導方法)
生徒くんと382÷63の筆算を指導している一コマです。
商のたて方が一回でできず、何回も商を書いては消して書いては消してを繰り返していました。
だいたいの数を書いて計算、380÷60にして計算してみよう、はい!横にまた書いて、というと面倒くさがる生徒。このやり方をすれば正解はできるのですが、宿題が15題もあるので1つ1つやっていくのが大変に感じてしまったようです。
そこで2つのルールを決めました。
一つは、382÷63の382の2と63の3を消して38÷6で考えてみるというルール。つまり1の位を消し去るルールです。38÷6なら6×6=36(ろくろくさんじゅうろく)の九九でおよそ検討つけやすくなります。
もう一つはチャレンジ要素を入れるというルールです。少しでも楽しんでもらえるよう『マリオ』を10人右上に書いて、
「はい、残りの9問、マリオが何機残っているかな?商を1回間違えるたびに1機消しゴムで消していくよ」と言うと、急に真剣になり丁寧に取り組んでくれました。
「先生、向こう向いてて」と言われたので、数秒目線を反らすと、さっき面倒くさがっていた、だいたいの数を書いて計算することを進んでやっていました。
結果は3機残すことができました。算数が嫌いで単純な計算問題を何問もやると飽きてしまいますから、なるべく考えやすい計算に置き換えて、チャレンジ要素を入れ楽しみながら指導することを常に心がけています!
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