自分は自分
見えないところで上がる成績・下がる成績(受験対策)
生徒さんとの話の中で、学校の授業について聞くことがよくあります。
「数学は先生が分かりにくくてつまらない」
「理科は実験だけ好き!」
「ちゃんと板書は写してるから大丈夫」
「社会は先生が面白いから聞いてる(笑)」
など、生徒さんによって得意不得意や好き嫌いによってその科目に対するやる気が違うことも多々ありますし、それ自体は仕方ないことだと思います。
しかし、そこで聞き捨てならないのが「授業中お喋りしてて~」というフレーズです。
「え、何で授業中にお喋りしてるの?」と聞くと、大抵「皆喋ってるから大丈夫大丈夫!」「周りの子もお喋りしてるよ?」などの返事が返ってくるのですが、その際に成績評価の「関心・意欲・態度」について説明すると「えっそうなの?やばい!」と、突然焦りだす生徒さんが多くいらっしゃいます。
学校の成績は各科目ごとに四つの観点に基づいて評価されますが、その際一番大きく見られるのが「関心・意欲・態度」の観点になるのです。では、「関心・意欲・態度」とは、何が出来ていれば良い評価がもらえるものなのでしょうか?
勿論科目によって多少の差はありますが、多くの場合、「提出物」「小テスト」「授業中の態度」で判断されます。「提出物」は、きちんと期限内に出せたか、ワークであれば全て丸つけがされているか、答えの丸写しはしていないかなどが見られます。
「小テスト」は、漢字テストや単語テストなどの点数が基準値(合格点)を越えているかを見られることが多く、担当教師によっては「平常点」としてはっきりと点数化し、何点もらえたのか分かる場合もあります。
そして「授業中の態度」は、授業中に積極的に答えているか、当てられた時にきちんと発言出来るかなどのプラス要素での観点と、お喋りなどの授業妨害を行っていないか、忘れ物はしていないか、授業と関係ないことをしていないかなどのマイナス要素での観点があります。
ただ、この「授業中の態度」については、はっきりと点数に見えるわけではないため、「提出物」や「小テスト」に比べて軽視している生徒さんが多いのは事実です。しかし、ある意味担当教師からすれば一番いじりやすい部分であるともいえますし、ましてや美術や音楽などの実技教科はワーク提出も小テストも無いため、授業中の態度と実技の結果が全てと言えるでしょう。
「提出物は出したし、小テストも悪くないのに何で関心・意欲・態度のところが悪いんだろう?」と思う場合には、改めて、「授業中の態度」を見直してみては如何でしょうか?
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