模試の意味
模試直前には何をする?(受験対策)
今回は模試についてお話させて頂きたいと思います。
模試の日が近づくと、それぞれの理解度・習熟度にもよりますが、多くの生徒さんが「模試のための勉強方法」を気にし始めます。
勿論、定期テストや小テストと同じく、一つの目標に向けて勉強をしようという気持ちはとても素晴らしいものです。しかし、模試と定期テストの大きな違いの一つには、その範囲の広さが挙げられます。定期テストが1科目につき1~2単元であるのに対し、模試は最低でも4~5単元以上はあり、受ける時期が遅ければ遅いほど、範囲はどんどん広くなってしまいます。
普段から満遍なく、広い範囲を基礎から応用までしっかりと復習出来ている場合であれば、模試直前に焦ることは無いかもしれませんが、準備万端で模試に臨める生徒さんはなかなかいないというのが実情だと思います。では、模試直前にはどのように勉強すべきなのでしょうか?驚くほど広い範囲を全て押さえるというのは、現実的に考えて可能なのでしょうか?場合によっては学校の進度よりも先に進んでしまっている模試で、必ずしも高得点を取らないといけないのでしょうか?
私は、担当する生徒さん達には、「どこで点を取りたいか」を考えて勉強するように指示します。むやみやたらと手を付けてしまうと、結局どこも中途半端になってしまうためです。それに対して、「自分が得意なところを絶対に落とさないための勉強」をするのか、「苦手なところを取れるようにするための勉強」をするのかをしっかり考えて勉強すれば、返ってきた模試の結果で何処を見れば良いのかは自ずと分かりますし、全体の点数ではなく、「取りたいところでどれだけ取れたか」という視点で模試を見ることが出来るのです。
勿論、時期によってはそうも言っていられない場合もありますが、模試を受け始める時期の生徒さんには、是非上記のような「目的を決めた勉強」を意識してほしいと思います。
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