指導論
「察する」ように(指導方法)
今回、小学生の指導において気を付けている点についてお話します。
当たり前ですが、小学6年生ですら12歳です。毎週指導に向かえば、学校で嫌なことがあったり、プールで疲れたり、学校の先生に叱られたりと様々な理由で普段と比べてテンションが低いことがあります。
このような場合、私がまず心がけるのは「いつもよりさらに明るい指導」です。時には、「先生どうしたんですか?」と言われてしまうくらい明るく振舞います。基本的に楽しく指導が出来るかどうかはこちら側次第だと思うのが持論です。そのため、指導後に「あれ?今日何か学校で嫌なことがあったような・・・?」と思わせることができるような指導が理想だと考えています。
ただし、そのような指導を心がけたところで必ずしもテンションを上げてくれるわけではありません。そんな時に、言葉では伝えづらいのですが、「怒っているオーラ」を出すようにします。すると、2~3ヶ月以上受け持っている生徒であれば、叱らずとも「あっ・・・怒られるかも。」と察するようになります。このやり取りが出来るようになると毎週の指導をスムーズに行えるようになってきます。
当然、全ての生徒にこの方法が通じるわけではありませんが、相手の様子を察することは学校生活はもちろん社会に出るときにでも重要なスキルです。大げさな書き方をしていますが、今後もどんどん相手の気持ちを「察する」力を身につけさせて行こうと思っています。
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