シリーズ「プロ(正社員)の家庭教師って?」~教材作り編~
プロ家庭教師のジャンプが考えるプロ家庭教師とは、「プロ=正社員」の家庭教師です。
では、アルバイトの家庭教師と私たち正社員の家庭教師だと、実際どう変わるのか。
正社員家庭教師に興味をお持ちの方々が弊社正社員家庭教師を検討または応募をされる際、少しでも参考にしていただければと思い、現場で働くいろんな現役プロ家庭教師が様々な視点からメッセージをお届けする企画の第四弾となります。
今回は指導する際に使う教材について、入社6年目の柳田先生からお話を聞かせていただきます。
こんにちは!
プロ家庭教師の柳田といいます。
僕からは普段の指導で使う教材についてお話したいと思います。
まず、小学生の算数と中学生の数学は、自分たちで作った『まとめノート』と呼ばれる手作りノートを使う機会が比較的多いかと思います。特に勉強の基礎の基礎からじっくり指導する場合、市販の教材だと生徒の出来ていない問題の解説が乏しかったり、例題が難しすぎたり、類題が少なかったり、とあまり使い勝手が良くないんです。
例えば最近だと、小学生で小数を分数に変換する問題を教えたんですが、これも市販の教材だと0.5も1.8も0.1を基準に考える、といった説明が掲載されていて、文字の解説も日本語が長くて読むのが大変だったり、0.1×5が0.5になる計算が出来ていなかったりすると、やはり教える側としてはどうしても扱いづらいテキストになってしまうんです。
そういった時に、ターゲット(出来るようにしてあげたい問題)に絞って、出来た!を体験できる自作ノートを作ります。
実際にこのノートを使って教えたところ、今まで学校や塾や親がどれだけ教えてもわからなかった小数→分数変換があっという間に出来るようになってくれました。
どんな教え方が一番理解しやすいのか、達成感を持ってもらえるのか、試行錯誤しながら作る教材作りは、現場で教えることと同じくらい楽しい仕事です。