プロ家庭教師は
人生アドバイザー
解決策を考えようとする力が
どんどんついてくる
プロ家庭教師の業務を少しでも効率的にするために、ジャンプでは事務処理や全体通知などのIT化を進めています。今まで手書きで毎日記入していたものをすべてオンラインシステムでできるようにし、社員だけでなくご家庭にも負担がかからないようなシステムを構築しています。事務作業のIT化は新しい試みだったので、何年も前から入念に準備する必要がありました。各課や支部に設備を揃えたり、多くの諸先輩方や後輩社員の意見を聞き、IT化についての自分なりの考えをアピールし、様々なことを段階的にクリアしていきました。日々生まれる会社全体の利益を落とすことなくそれを実現するのにはかなり骨が折れましたが、周囲の社員の協力もあってようやくIT化の基盤をつくることができました。これを実現したことで新たな余裕が生まれ、さらに発展したものが生まれていけばいいな、と。まだまだ効率化が図れそうな部分は残されていて、これからどのように改良すればストレスなくシステムを簡単に使えるようになるのかを考えながら、日々の業務にあたっています。
プロ家庭教師は指導の中で、生徒の動きや様子、発言、空気などに意識を置くことで洞察力が磨かれ、問題点があったときに解決策を考えようとする力がどんどんついてきます。日々、必ず、賢くなっている。それを実感できるのも、この仕事の特長だと思っています。またジャンプのプロ家庭教師の場合、アルバイトの家庭教師や塾講師よりも生徒に密接に関わる「人生アドバイザー」のような役割を与えられます。小学生から指導を開始して、中学、高校、を経て専門学校や大学へ、そして、大学や専門学校に入ってからもその後の進路決定に携わることもあり、親兄弟よりも強い決定権を持ってしまうことも。想像以上に生徒との間に強い絆が生まれます。もちろん、その分責任重大にはなってきますが、充実感は他では絶対に味わえないものです。
教える教師
影響される生徒
中学受験を受ける目的で入会した男子生徒を担当したことがあります。塾とプロ家庭教師の併用で受験対策をしましたが、それがあまり良くなかったせいか、結局受かったのは滑り止めの中学のみでした。彼は合格した中高一貫校に進学。その6年間を引き続き私と一緒に学習し、学校の定期試験対策と大学受験対策を行い、今度は大学受験での「リベンジ」に挑みました。しかし、人生思い通りになることばかりではありません。大学受験ではリベンジを果たすことができず短大へ進学。前向きな彼は、短大からの編入作戦を実行すべく現在も短大で奮闘中です。続けていた指導の成果もあって、大学では余裕のある成績と取っているようでホッとしています。
中学高校の6年間で色々な経験をした彼は、いつの日か「教師になりたい」と話すようになっていました。高校では「勉強=ゲーム」という内容のスピーチを英語でやって注目されたという話をしていたを今でも憶えています。そして、大学で教育実習に行った彼は「学校のWEBに掲載されているからー!」と自慢気に教えてくれました。そこで教育実習する様子は、もはや一人前の教師でした。小学生の頃、計算ができなくて半べそかいていたのが嘘みたいに思えるほど逞しくなっていました。
教育実習とPCの授業が重なっていたためPCのことを教えてほしいと連絡があり、夏休みだけ指導を再開することに。その時、彼は「家庭教師の仕事もいいかも」と話してくれました。私は彼に学習を指導していただけです。目標にしていた志望校も合格させることはできませんでした。しかし、私は嬉しい言葉をたくさん彼からもらっています。「他じゃ、ここまでやってくれない。」「ずっと嫌いだった数学が、こんなにできるようになったなんて信じられない。」「先生がいなかったら、こんな人生送ってなかった。」
生徒が教師の姿に影響を受けて、将来の進路決定の参考にした。ジャンプでは多くのプロ家庭教師が経験していることです。人は人に影響されながら生きている、そして自分も誰かに影響を与えながら生きている。社会人になってつい忘れてしまいそうな大切なことを思い起こさせてくれる。そんな瞬間がこの仕事にはあります。
PROFILE
2006年入社。アルバイトの家庭教師を7年経験後、正社員のプロ家庭教師として10年勤務。約15人の生徒の指導を担当しながら、社内のIT関連の保守管理・新規システムの開発を行う。
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